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春先の天気は変わりやすい。それにしても前日の21度から一気に15度も下がり6度、おまけにまた雨。花粉症にとっては恵みの雨と言えなくもないが、やっぱり雨は辛い。6日目も「これも修行修行」である。
徳島の市街地を抜け、源平合戦ゆかりの地、『源義経上陸の地』の立派な石碑を横目に18番恩山寺(小松島市)へ。この辺りの道は『義経ドリームロード』と名付けられている。雨はいよいよ本降り。これじゃ夢も希望もないとぼやきながら山門めざし急坂を登っている途中、下山してきた岐阜のおじさんと再会した。
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2010年11月1日 PM 12:14
前日の雨と打って変わって5日目の朝は快晴。ぐっしょり濡れていた靴は、宿のおばあちゃんが中に新聞紙を丸めて入れ、外も同じように新聞紙でくるんでくれたお蔭で随分と乾いている。前夜、足の疲れが取れるからとビワの葉を焼酎に漬け込んだおばあちゃん特製の自家薬も頂き、ふくらはぎに塗り込んだ女房は「効いたようだ」と足の調子も良さそう。
2010年11月1日 PM 12:13
歩き遍路には幾つかのルールがある。その一つが、『橋の上でお杖をついてはいけない』。
伊予国大洲市の市街地の出はずれにある十夜ケ橋。弘法大師が修行中、どこにも泊めてもらえず止むなくこの橋の下で野宿したが、余りの厳しい寒さで一夜が十夜にも思えたと伝える別格霊場である。お大師さんの寝姿の像があり、四国霊場唯一の野宿修行道場として天下御免で橋の下で野宿できるよう布団も用意されている。 (さらに…)
2010年11月1日 PM 12:12