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津市大谷町の三重県立美術館で開館30周年「コレクションの全貌展」が開かれている。
三重県立美術館は、開館の3年前(1979年)からコレクションづくりをスタート。江戸時代以降の作品で三重県にゆかりのある作家の作品、また明治時代以降の近代洋画の流れをたどれる作品や日本の近代美術に深い影響を与えた外国の作品、作家の創作活動の背景を知ることのできる素描や下絵、水彩画などという基本方針に沿った収集活動に、92年からはスペイン美術が収集対象に加わり、現在では5千点を超える。
今回の展覧会は企画展示室と常設展示室を会場に、コレクションの全貌が観覧できるよう、二期に分けて公開。江戸期から現代まで時間軸に沿って東西の美術がどのような広がりを見せてきたのかを様々な分野のコレクションでご紹介。
スペインバロック期の画家ムリーリョと曾我蕭白の展示室での意外な出会い、明治初期に描かれた岩橋教章の緻密な《鴨の静物》と同時代にフランスで描かれたモネらの印象派絵画。予想もできない組み合わせを見ることができる。
▼第1期=~2月11日。▼第2期=2月14日~3月24日。
主な展示作品は=曾我蕭白、月僊、池大雅、ムリーリョ、ゴヤ、岩橋教章、安藤仲太郎、黒田清輝、フォンタネージ、モネ、村山槐多、関根正二、宇田荻邨、キルヒナー、シャガール、伊藤小坡、藤田嗣治、前田寛治、マイヨール、安井曾太郎、尾藤豊、ニコルソン、ダリ、ブラック、阿部展也、宇佐美圭司、小磯良平、ミロ、タピエス、横尾忠則、山口啓介、吉本作次、キーファー、シシリア
など。
開館=9時半~17時(入館は閉館の30分前まで)。休館は毎週月曜(1月14日と2月11日は開館)、1月15日、2月12日。観覧料=一般500円、高大生400円。中学生以下無料。障害者手帳等を提示した人とその付添者の1名は無料。
<プレゼント>
本紙読者ペア5組に同展の招待券をプレゼント。希望者は葉書に住所・氏名・年齢・を明記して、〒514─0028、津市東丸之内26─12、三重ふるさと新聞「美術館」係へ。締切は17日必着。当選の発表は券の発送をもって代えさせて頂きます。
2013年1月10日 AM 4:57
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