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NPO俳句みえ=光野及道主宰。津市久居本町=が月刊で会員向けに発行している俳句集「初時雨」が、1月の240号で創刊20周年を迎えた。
俳句みえは平成5年、旧久居市文化協会俳句部門として会員11名でスタート。単なる同人誌の仲間作りではなく、高齢化時代に各自がどう老後を過ごすのか?という観点から話し合い、俳句の趣味を持つ仲間同士がまちの役に立つ、後世に残るものを作ることで意見集約。ホトトギス新歳時記を教科書とし花鳥諷詠、客観写生の大道を歩むことになる。
創刊号からしばらくは全くの手作りでの発刊が続いたが、やがて本格的な印刷物になる。また、会員増加と共に出稿作品も増え、号を重ねるごとに頁数も増し、1月号は94頁に及ぶ。
平成10年にはNPOに組織変更し、現在までに会員は240名と拡大。各地各所での吟行俳句を通じ研鑽を重ねている。
内容は、県下32教室から集まった作品を紹介するほか、毎月の教室の開講スケジュールなども掲載するなど充実。俳句愛好家から重宝がられている。
光野さんは「これからも市民レベルでの俳句文化の向上に微力ながら尽くしていきたい」と話す。
尚、20周年記念として4月14日10時~12時(予定)伊勢市駅前公園広場にて芭蕉「御遷宮」句碑除幕式や記念俳句会、さらに常若の国《伊勢》初時雨20周年記念誌刊行、ご遷宮俳句大会など様々な記念行事を予定している。
問い合わせは事務局℡059・255・2651。
2013年1月17日 AM 4:57
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