今年の運気は火運不及といい、火は人体の臓腑では心と小腸に当てはまります。このため心が弱りやすく、腎とのバランスも不安定になるので、心臓とか循環器系にトラブルのある患者さんは特に気をつけて下さい。
 近年、何が日本食なのかも分からなくなっていないでしょうか。問題は主食である米を毎日食べている人がどれだけいるかです。うどんやラーメン、スパゲティを食べる時、ご飯も一緒に食べますか。ひょっとして、炭水化物同士だからいらないと思っていませんか。
 栄養学的には確かに同じ炭水化物ですが、東洋医学的に考えると米は甘味があり乾きを潤し、急を緩め脾胃の気を強める力があります。一方、小麦は甘味があり微かに冷やし、肝気を養う力があると考えられます。これらの大きな違いがあるのに同じに考えるのはいかがなものでしょう。
 例えば、糖尿病の患者への栄養指導としてご飯の制限をしますが、私の考えでは、米は脾胃の働きを助けるので、むしろ沢山食べて脾(現代医学のすい臓)を強くするべきではないでしょうか。
 脾胃と腸の力で血液を作り、それが全身を巡ることで栄養や酸素が運ばれ、生命活動が続けられます。元気な血ができないと健康な体も維持できないので、食事が健康に大きく関係しています。

ケンコウ薬局

【住所】津市西丸之内24-13  地図はこちら     【TEL】059-224-1389(相談完全予約制)
【営業時間】AM9時~PM7時             【定休日】日・月・火曜

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細川佳代子さん

 2月21日18時半~(開場18時)、津リージョンプラザお城ホールで講演会「インクルージョン~共生社会をめざして」&映画「幸せの太鼓を響かせて」上映会が行われる。主催=〝インクルージョン2015・みんなで共に感動を!!〟実行委員会。後援=三重県、津市、津市教委、津市観光協会、NHK津放送局、中日新聞、三重テレビ放送、ZTV、三重エフエム放送、本紙。協賛=スペシャルオリンピックス日本、津南ロータリークラブ、県美容業生活衛生同業組合、ほか。 インクルージョンとは、「包み込む共生社会」のことで、障害者が施設で暮らすのではなく、地域社会で障害の有無なく同じ場所で共に普通に暮らす、という考え方。20世紀末から世界的な動きを見せている。今回の講演会&上映会は、そんな考え方をに日本に浸透させようというもの。
 講師は(公財)スペシャルオリンピックス日本名誉会長でNPO法人勇気の翼インクルージョン2015理事長、細川護煕元首相夫人の細川佳代子さん。講演時間は20時半~21時半。
 映画「幸せの太鼓を響かせて」は、知的障害を抱える人々が地域の支援を受けながら自立した生活を送っている長崎の「コロニー雲仙」が舞台。その中から結成された和太鼓グループ、「瑞宝太鼓」は、全員が知的障害を抱えながらも年間130公演をこなすプロ奏者となっていく。メンバーがごく普通の暮らしを築くまでの長い道のりを描くドキュメンタリー。津市も舞台の一つとして登場する。
上映時間は18時半~(106分)。
 全自由席500円。収益は全額ボランティア諸団体へ寄付する。
 チケットの取り扱いはチケットぴあ、および事務局(津市本町22─12)℡059・227・5135。

「真砂女」の舞台の1シーン

 津演劇鑑賞会(津市大門32─3、津東宝2階)は1月30日18時半~、三重県総合文化センター中ホールで第310回例会として、劇団朋友公演「真砂女」=脚本・瀬戸口郁(文学座)、演出・西川信廣(文学座)=を上演する。後援=津市教育委員会、鈴鹿市教育委員会。
 波乱の人生を俳句と共にしなやかに生き抜いた女流俳人・鈴木真砂女を描くこの舞台は安房・鴨川。
 明治39年、千葉県鴨川市の老舗旅館吉田屋(現・鴨川グランドホテル)の三姉妹の末娘として生まれた鈴木まさ(真砂女)は天真爛漫に育ち、昭和4年、22歳で日本橋の靴問屋の次男と恋愛結婚。娘(佳奈子)に恵まれるも、夫は賭博に狂った果てに失踪。娘を婚家に残し鴨川に戻される。
 こんどは姉の急逝により義兄と結婚させられ旅館の女将となり、「吉田屋」を継ぐ…。
 〝今生の いまが倖せ 衣被〟
 恋に生き、恋の句一筋に詠み続け、96歳でその生が燃え尽きるまで波乱の人生を俳句と共にしなやかに生き抜いた女流歌人の半生を綴る。出演は藤真利子、本山可久子、谷昌樹ほか。
 鑑賞には入会が必要。入会金=大人2500円(月会費2800円)、中高大学生は共に1000円。
 問い合わせは津演劇鑑賞会℡059・228・9523。

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