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今年の運気は火運不及といい、火は人体の臓腑では心と小腸に当てはまります。このため心が弱りやすく、腎とのバランスも不安定になるので、心臓とか循環器系にトラブルのある患者さんは特に気をつけて下さい。
近年、何が日本食なのかも分からなくなっていないでしょうか。問題は主食である米を毎日食べている人がどれだけいるかです。うどんやラーメン、スパゲティを食べる時、ご飯も一緒に食べますか。ひょっとして、炭水化物同士だからいらないと思っていませんか。
栄養学的には確かに同じ炭水化物ですが、東洋医学的に考えると米は甘味があり乾きを潤し、急を緩め脾胃の気を強める力があります。一方、小麦は甘味があり微かに冷やし、肝気を養う力があると考えられます。これらの大きな違いがあるのに同じに考えるのはいかがなものでしょう。
例えば、糖尿病の患者への栄養指導としてご飯の制限をしますが、私の考えでは、米は脾胃の働きを助けるので、むしろ沢山食べて脾(現代医学のすい臓)を強くするべきではないでしょうか。
脾胃と腸の力で血液を作り、それが全身を巡ることで栄養や酸素が運ばれ、生命活動が続けられます。元気な血ができないと健康な体も維持できないので、食事が健康に大きく関係しています。
ケンコウ薬局
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2013年1月17日 AM 4:57