茶道を体験する園児たち

 8日、津市大谷町、津駅西口前の学校法人大川学園で、毎年恒例の『食育教室』が行われた。大川幼稚園年長児57名と三重調理専門学校2年生21名が参加。
 園児にとって身近な存在である学生が、和菓子作りや食べ物の消化・吸収の仕組みなどを指導することで、園児達の食への関心を高めたり、園児に茶道を体験してもらうことが目的。
 まず最初に、2階ホールで園児達が「2色きんとん」作りに挑戦。学生達に教わりながら白餡と紫イモの餡をくっつけて丸め、最後に甘納豆をのせて完成させた。続いて3階和室に移動し、茶道裏千家終身師範会員・小林宗房さんの指導のもと、作った2色きんとんを使い茶道を体験。真剣な表情で「お点前頂戴致します」の挨拶や茶碗を回す作法を実践していた。このほか学生による紙芝居やクイズなどでも食を学んだ。
 赤塚由來ちゃんは「紫イモを試食してめっちゃおいしかった。抹茶は、始めは美味しくて後のほうが苦かった」と話していた。