22日〜24日、津市栄町の四天王会館1階にあるアート・クラフト空間「ボルボックス」で生花店『ジュダンセ』=津市大谷町=の開店25周年特別企画として、同店店主・井ノ口貢さんと明光窯=津市柳山津興=主宰の陶芸家・清水露了さんの二人展が開催される。11時〜19時(最終日は18時まで)入場無料。 2人は高校時代の同級生で共同作品展を開くのは12年ぶり。那智黒石をすり潰した釉薬で焼き上げた器や壷といった清水さんの陶芸作を、井ノ口さんが鮮やかな花で彩る。『花』と『陶』というそれぞれのステージで円熟した技術を振るう2人の競演だけでなく、空間と作品との調和も見所。
 問い合わせは井ノ口さん☎090・2689・4465。

植樹を楽しむ親子

 16日、津市美里町北長野地内にある津市水道局所有の水源涵養林『水源の森』で地元の小学生らが植林などを体験するイベントがあった。
 主催は長野川流域の環境保全や美しい水を生み出す役割を果たす水源涵養林の保全のため、地元の13自治会代表者らが集まり様々な事業に取り組んでいる「長野川流域環境保全協議会」=今瀬青佳会長=。市立長野小学校の児童とその保護者約30人を招き実施した今回の催しも、森の大切さや水源涵養に関する知識を学んでもらうことが目的。国土緑化推進機構の「緑と水の森林ファンド事業」の支援を受けている。
 雪がちらつく中、参加した親子たちはNPO法人・もりずむ理事長の藤昇さんらから指導を受けながら摩擦熱で火を起こす道具を使い廃材を活用した丸太コンロへの着火に挑戦。悪戦苦闘の末に種火を起こし着火に成功すると大喜び。このコンロは一度火がつくと5時間ほど使えることを聞くと、身近な木が秘める潜在能力に感心していた。
 その後、親子たちはコナラ・クヌギ・イロハカエデ119本を植樹。スコップで穴を掘り、堆肥とともに苗木を植えると、全ての木に愛称を書いたネームプレートを設置。健やかな成長を願っていた。最後に丸太コンロで餅やトウモロコシを焼き、森で遊ぶ楽しさを満喫していた。

ジズライザーシリーズを手に…北村社長

このように使用する(イメージ図)

 大手企業の下請けに頼ることなく、独自商品を開発し続けることで中小企業の新たな活路を見出してきた津市庄田町の㈱北村製作所=北村清司社長=は、平成19年の発売以来、国内向け販売台数が累計100万台を突破している刈払機用地ズリ安定板(草刈り機の刈刃に付ける安定板)『ジズライザー』=特許取得済=シリーズに新モデル「ジズライザープロエアー」を新開発。今月新発売した。
 ジズライザーは、草刈り機の先端にある刈刃の押さえとして装着するもの。刈刃と共に高速で回転することで発生するジャイロ効果(姿勢を安定しようとする現象)により、安定した操作性を実現。女性や高齢者でも使いやすく、作業性抜群の〝地ズリ刈り〟で草刈りの疲労を軽減するとの好評を得て大ヒット。
 平成22年にはナイロンコードも装着できる「ジズライザーエアー」を、また同23年には小型化した「ジズライザープロ」を開発するなど機種を増やし、市場のニーズに応えてきた。
 今回、発売した「ジズライザープロエアー」の特徴は①従来品と比べて約50g約77gと小型軽量化したため、操作の小回りが利く②きわ刈り作業が簡単にできるナイロンコードも装着可能。さらにカシメコードだけでなく、価格が安くて自由な長さに切って使えるフリーコードも使用可能なので経済的③ナイロンコードは一般的な2本出しだけでなく、4本出しも可能となり切れ味が大幅にアップした…の3点。
 とどまることなく、進化し続けるジズライザーシリーズ。北村社長は「今後もさらに進化させて、アイデアに富んだ優れた商品を開発し続けたい」とエネルギッシュに話す。
 ものづくりにかける同社でどんな商品が開発されるのか、大いに期待できそうだ。 
 問い合わせは、同社℡059・256・5511。

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