十万代表から鈴木知事へ陳情書提出

 「動物愛護センター設立を望む会」が19日、鈴木英敬知事に、約1万4千名の署名を添えた『動物愛護センター設立に関する陳情書』を提出した。
 県庁を訪れたのは「望む会」代表の十万真澄さん、顧問の川崎みゆきさん、(公社)三重県獣医師会会長の三野營治郎さん、橋爪俊裕さん、顧問の西場信行県議の5名。
 署名は、県下で年間4千匹以上の犬猫が殺処分されている現状と、昨年に動物愛護法が改正されたこと、三重県が他県に比べて著しく愛護への取り組みが遅れていることを踏まえ、殺処分ではなく、迷子・保護犬猫の所有者への返還、犬猫の社会復帰事業や譲渡不可犬猫の終生飼養、動物救護ボランティアの公募と育成、犬猫のしつけをはじめ種々の勉強会などを行う動物愛護センターの設立を切望するもので、昨年8月から県民から募った。
 陳情書を受け取った鈴木知事は「現在の動物愛護センターは老朽化しており、新築、改築が今後の課題と考えている。機能を充実させて1匹でも多くの犬猫の命をつなぐことができるよう、関係団体と連携して取り組みたい」と述べた。