懇談会で意見を述べる西田会長と前葉市長(手前右)

 22日、津リージョンブラザ2階で、津市内13のガイド団体が加盟する津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会(津観光ガイドネット)=西田久光会長=の役員ら7名と、前葉泰幸市長との市政懇談会が開かれた。 
 市政懇談会は津市総合計画に掲げる施策を市民の目線で考え、〝対話〟と〝連携〟のまちづくりを進めるため、市長と市民が直接話し合うことが目的。今年度は「活力あるまちづくり」をテーマに行われており今回が10回目。
 津観光ガイドネットは昨年発足。「津ふるさと学検定」を主管し、今年、問題集の改訂版を出版して2回目の検定を実施する。
 懇談では、西田会長が観光振興における官民連携について、「我々はこの1年間で1万2千人以上をガイドした。ボラガイドは観光のインフラであり、官・民の役割分担をきちっとすれば良いと思う。市の限られた予算を最大限に有効活用するために我々をもっとこき使ってもらいたい。例えば史跡の看板の場合、材料費を支給してもらえれば作業は全てボランティアでやる」と要望。また「津市では、初心者向けの登山などマニアックな観光メニューが多数作れる。その際に全域にガイド団体があることが強力なベースになる」と話した。これを受けて前葉市長は「津観光ガイドネットを支援する予算は必ずしも、今までと同じ使い方をしなければいけないわけではない」などと述べ、実情に合った柔軟な予算運用が重要としたほか、観光メニューの明確なターゲットの設定について話し、率直な意見交換が行われた。