講習会でお木曳きの歴史などを学ぶ参加者たち

 来月29日~31日に津市香良洲町で行われる『お木曵き行事』(市指定無形民俗文化財)に向け18日、同町のサンデルタ香良洲で、第1回お木曳きボランティアガイド講習会が開かれた。主催はお木曳き観光PRセンター。20名が参加。
 この行事は香良洲神社の20年に一度の式年遷座(定期的に社殿を造り替える行事)の前年にあるもの。9つの区ごとに山車(お木曵き車)を曳き回し神社に到着する。
 同町には「香良洲ガイド~矢野路~」=濱村隆通会長=があるが、会員は行事に参加するため、市内の他の地域のガイド団体会員が、当日のガイドを務める。
 講習では、講師の濱村会長が、お木曳きの歴史や音頭、お木曳き車などについて説明。
 参加した一志町歴史語り部の会副会長の倉田進さんは「以前から式年遷座や伊勢神宮の式年遷宮についても学んでおり、ガイドをすることは、満を持して待ってましたという感じです」と意気込みを話した。
 講習は3月18日・25日にも開かれ、18日はお木曳きのコースや周辺で現地研修が行われる。