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三重県立美術館の県民ギャラリーで、3月6日~10日9時半~16時半(最終日は16時まで)、第14回『やなせ』グループ洋画展が開催される。主催=「やなせグループ」、後援=津市教育委員会。
出品するのは、講師の柳瀬たか子さんのもと、県総合文化センターや津市南新町のアトリエで学んでいる「グループゆうゆう」「やなぎ」グループ、「茜会」の会員合わせて43名。
やなせグループは1999年発足。現在は50代~80代の会員が、柳瀬さんの自由な発想や個性を大切にする指導のもと、年2回の写生旅行などで親睦を深めながら制作活動を楽しんでいる。今回は、10号~100号の油絵や水彩画など約60点を展示。芸濃町の河内渓谷などの美しい風景や静物画など、丁寧に描いた力作で一年の成果を発表する。
会長の上川冬至子さんは「教室に通うのは生きる糧みたいなものです。現在、新規会員を募集中。お気軽に来て頂いて刺激をもらいたいです」と話している。 問い合わせは上川さんへ℡059・245・5171。
2013年2月28日 AM 4:57
17日、津市新町のプラザ洞津で県内在住の九州7県(福岡・長崎・佐賀・大分・宮崎・熊本・鹿児島)出身者たちによる「三重九州人会」=松尾正昭会長=の平成25年度総会があった。
同会は三重県内に暮らす九州出身者同士の親睦を目的に活動。家族が九州出身であるなど九州ゆかりの人たちも賛助会員として入会しており、前葉泰幸津市長も夫人が熊本県出身という縁で、昨年から会員として総会に出席している。
今年はインフルエンザの影響などで例年よりも少し少ない85名が出席。7県旗が掲げられた会場で松尾会長は「正確な資料はないが来年か再来年にはこの会も30周年を迎えるので記念の行事をしていかなければならないと思っている」と挨拶。前葉市長も「九州から三重の地でご活躍されている皆様に敬意を表する」と続いた。
その後の総会では17名の新入会員があったことや、しばらく事務局長を務めてきた佐賀県出身の川崎正次さん(津市議)が副会長に選任されたことなどが報告されると拍手が上がった。
総会後の懇親会では出身県毎に分かれたテーブルで出席者たちが食事を楽しみながら、お国言葉で郷里の話題に花を咲かせた。更に今年は初めての趣向として県別対向カラオケも開催。前葉市長も熊本県代表として女性会員とデュエットで坂本冬実の火の国の女を披露し、盛り上がっていた。
2013年2月28日 AM 4:57
原爆の被爆体験を通じて戦争の悲劇を伝えるオペラ「いのち」が今年9月28日・29日、三重県文化会館中ホールで上演されるがキャストを決めるオーディションが23日、三重県総合文化センターフレンテみえ多目的ホールで開かれた。主催=オペラ「いのち」制作実行委員会。
作品の舞台は1945年の長崎。医師の松尾邦夫は原爆投下の当日、福岡にいて難を逃れる。しかし長崎に戻ると変わり果てた街の姿に唖然とする。
松尾は病院で勤務するが看護師の一人に中沢夏子がいた。夏子は自身も被爆の後遺症に苦しみながらも、原爆症の患者達に対して献身的な看護を続けていた。やがて心が通じ合うようになる二人。しかし、松尾の求婚に対して何故か話をそらす夏子。そんなある日、夏子が病に倒れる…
このオペラは松尾の回想により夏子の被爆体験談、そして生き抜いていこうとする人々に襲いかかる戦争の悲劇を夏子の代わりに語っていく。
指揮者である星出豊氏が20数年を費やして書き下ろした台本に、津市在住の錦かよ子さんが作曲し、09年に完成。10年には長崎でピアノによる抜粋の試演会が開かれている。
上演は今夏から秋にかけて長崎、三重、群馬の3箇所・5公演が決定。星出氏自身が指揮を務め、舞台美術、照明などは日本が誇る舞台家陣が賛同、参画する。演奏は東京からのゲストに加え、三重オペラ協会、三重フィルハーモニー交響楽団など地元音楽家が総力を挙げて上演する。
オーディションには応募のあった17名が星出氏と錦さんの審査を受けた。キャストは約1カ月後に決定する予定。
2013年2月28日 AM 4:57