主宰の高根さん

かな文字の美しさを表現した作品

 三重県総合文化センター第2ギャラリーで、27日〜30日9時半〜17時(最終日は16時まで)、『第十二回桂筆会書展』が開かれる。主催=桂筆会、後援=正筆会・栖成会・市教委。 
 「桂筆会」=岡幸子会長=の会員は、市内外在住の約45名。主宰の高根桂祥さんが、津市一身田大古曽で開く教室で、主にかな文字を学んでいる。
 同展は2年半毎に開いており、今回の出品作品は、かな文字を書いた情緒溢れる屏風や掛け軸など70点以上。連綿体(二文字以上を続けて書く書体)の美しさや、書く人によって異なる味わいが楽しめる。
 高根さんは「変体仮名は難しいと言われる方もいますが、平安時代から続く日本文化であり、奥の細道などで身近なものとして親しんで頂ければ。展示は、読むより景色のような感じで観て雅な世界を楽しんでほしい」と話している。