桜の木の下で談笑する会員たち

 4日、津市一志町井関にある「そそこ桜公園」で、同公園にある約25本のソメイヨシノの管理を行っている『そそこの桜を守る会』=吉村武司会長=が、恒例の花見の宴会を開いた。
 同公園の敷地には、昭和3年から近くのJR名松線のトンネル工事で掘り取った土が置かれていたが、昭和40年、隣の波瀬地区の住民らが景観を整備し、地域の憩いの場にしようと桜を植樹した。
 その後、約20年前に同会が発足し、現在は、井関・波瀬地区の老人会の会員約20名が所属。草刈りや、ロープの手すりの整備を行っているほか、花見の時季には提灯を灯し、多くの人が訪れている。
 今年の桜の花は、鳥に食べられたためか例年より数が少なかったものの、美しく咲いた。会員らは、歓談しながら、料理の得意な会員が手際良く調理したバーベキューを美味しく味わっていた。
 参加者は「会の活動が、両老人会が交流する場にもなっている」と話した。