検索キーワード
著書「見えない力」が4回重版するなどで注目を集める雲元氏(津市大里睦合町、人材教育会社㈲エム・アール・シー社長。本名・足坂三長さん。72)が3月23日、津駅前アストプラザで講演会を開いた。約53名が聴講した。
雲元氏は昭和16年津市生まれ。スキーで中日本大会に出場したほか、津市スキー協会理事長や体育指導員を務めるなどスポーツ万能だった半面、中学生の頃から原因不明の体調不調に悩まされてきた。青年期までは何とか気力でカバーしてきたが、ついに、どうにもならなくなり、いわゆる霊能者や祈祷師に相談するようになる。
その過程で、体調や運命を左右する〝見えない力〟の存在とその影響に強い関心を持つようになる。社会人となり、旧電電公社に勤務しながら神や霊について独学。次第に知識と能力を高めていった。
その後、35歳で友人、知人から相談を受ける形で霊障解消をはじめる。
公社を51歳で退職し現在の会社を設立。幅広く企業の人材教育(接客・サービスなど)を通じて地域社会に根をおろしている。
67歳の時に雲元の名で30年間にわたる多くの霊障解消の事例を収録した前述の著書を出版。現在では本を読んだ人の依頼で地元はもとより、遠くは関東地区まで出向いていく。
雲元氏は、年間約3万人も出るなど社会問題になっている自殺者の原因と動機を分析。健康上の問題が約半分を占めることや、健康問題の中でも67%が精神疾患を占めることを指摘。
「実際に相談内容の中で多いのは、うつ病やパニック障害、統合失調症、病気が治らない・原因が分からない、さらに不登校や引きこもり、家庭内暴力、事業不振など。これら肉体的、精神的な病気の対処はまずは薬物療法や精神治療、生活指導、あるいはコンサルタントの指導を受けなくてはならない。しかし、一方でそれらの対処ではどうにもならない場合もあるのも事実。私はこのような悩みには科学では解決できないスピリチュアルな〝見えない力〟が作用していると考える」と説明。原因として神々に対する祀り方や先祖の祀り方の間違い、因縁霊に対する間違い、井戸の対処、屋敷の東隅の不浄などを挙げたほか、〝見えない力〟によって救われた不調や不幸現象の豊富な相談事例を紹介した。
さらに、今回はゲストとして潰瘍性大腸炎を患い一時(大学生時代)は大腸の全摘出手前まで宣告されるほどの重症から奇跡的に全くの健康体を取り戻した井ノ口さん(34)が登壇。〝見えない力〟によって病気の苦しみから解放され、今では事業を興し、家庭も築くことができるほどの健康体になるまでの過程を実体験を通して話した。
最後に、霊障を取り除くには水、線香、ご飯、酒と塩の5つをを適切に供えたり、般若心経を3回唱えると良いこと、神々や先祖、霊に対する感謝を常に忘れず、適切な方法で祀ったり供養することを語った。
2013年4月11日 AM 4:57