三重日仏協会=津市広明町=は、4月の文芸講演会と5月から開くフランス語会話入門講座の受講生を募集している。
 ▼文芸講演会=名物行事となっている柏木隆雄さん(大手前大学学長、フランス文学、松阪市出身)による文芸講演会。4月14日10日14時〜(受付13時半)、三重県総合文化センター生涯学習センター視聴覚室で開く。今回も放送大学三重学習センターとの共催。一般公開、無料。
 演題は「島崎藤村とジャン=ジャック・ルソー〜ルソー『告白』のもたらしたもの〜」。
 柏木氏は「ルソーの『告白』を中心とする自伝は19世紀以降の近代文学の一つの方向を決定づけた、とされています。日本の自然主義をけん引した藤村がルソーに多くを得ていることは知られていますが、『破戒』その他、藤村の作品におけるるルソーの影を辿ってみます」とコメントしている。
 ▼2013年春季「楽しく学べるフランス語会話・入門講座」=5月13日から毎週月曜日の18時〜19時まで津駅前の第一ビル6階で開講する(全8回)。
 講師は三重大学人文学部講師のJ=Fダメムさん。参加費は1万円。対象はフランス語を始めてみたい、フランス好きで度々フランスへ旅行する人、フランス語を学んでいるがネイティブの発音に接したい人など。
 参加希望・問い合わせは事務局の瀧沢さん☎090・4867・1476(終日)。ダメムさん☎0598・58・1811(昼)。

 イタリア土産として貰ったのはシチリア産ドライトマトだった。カピカピに乾いたトマトは軽くて、小さな袋に何個分も入っていた。
 ずっと前にトルコへ旅行した時に、埃っぽいバザールでヒモに通された干しナスが売られているのを見た。トマトも同じように干されているのだろうか。
 おしゃれなイタリア料理は私のレパートリー外なので、クックパッドでレシピを検索した。イタリア風煮込み料理やスープに使ってみたら、普通においしいかった(今どきはこれが誉め言葉だという)。思わぬおいしさだったのは、にんにくとオリーブの香りトマトの旨みいっぱい炊き込みご飯だ。
 トマトが出汁になるということは、テレビで言っていた。ドライトマトなら保存性も良く、出汁として便利である。夏になったら自作してみたいと思う。難しそうだが、お手本もある。近年、干し野菜のブームが来ているらしく、ネット上にさまざまな体験談が公開されているのだ。
 干し野菜は甘くなったり、独特の風味が加わったりする。その上、調理時間が短くて済むし、野菜を無駄にせずエコでもある。レタスやモヤシ以外なら、どんな野菜でも干し野菜にできるそうだ。干し大根、干ししいたけ、干ぴょうなどは昔からやっていたこと。干し野菜ブームは伝統的食文化の見直しとも言える。      (舞)

 津藩祖・藤堂高虎公の顕彰グループ「ときめき高虎会」=村田修・代表=は4月28日㈰13時半から、津センターパレス2階会議室1で講演会「黒田官兵衛」を開く。
 講師は本紙「歴史の散歩道」でお馴染みの横山高治さん。横山さんは1932年生まれ。津市出身。明治大学政治経済学部卒業後に読売新聞社に入社。37年間にわたり、記者、デスク、社会部東大阪支局長、連絡部次長などを歴任。三重県平成文化賞受賞、大阪歴史懇談会会長。現在は大阪府高槻市に在住し、歴史作家として活動している。著書は「藤堂高虎」「近江源氏物語」ほか多数。
 当日は来年のNHK大河ドラマの主人公「黒田官兵衛」について語る。
 入場料は会員は無料、一般は300円(高虎公を顕彰し、津市の町おこし活動に充当する)。
 問い合わせは、村田さん☎059・232・2689。

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