「しんちゃん餃子」を手に…片岡眞郁さん

 JA三重中央=津市一志町田尻=の代表理事組合長・片岡眞郁さん(66)は、独自に習得した食品加工技術や、抜群の企画力を活かし、ヘルシーで美味しい商品開発に活躍している。そのうち、主に県内産のキャベツや、県産豚肉を使った冷凍の『しんちゃん餃子』は8年程前に発売され、現在では月に5千~1万パックが売れる人気商品に成長した。
 片岡さんは同町出身で県立久居農林高校を卒業後、農協に就職し、松阪食肉センター所長や㈱ミエ・ミート社長などを務め、現職について今年で10年目。
 畜産業界で食品衛生法に則るため勉強したのを機に独学で身につけた電気や機械の知識を活かし、「電子エネルギー水」と備長炭による安全・安心で美味しい食品加工の研究と実践に取組んでいる。
 その一環として、同町にあるJA三重中央のカット野菜製造工場「べジマルファクトリー」には炭が埋設されており、野菜の洗浄には、電子エネルギー水が使われている。しかも、この電子エネルギー水は、片岡さん自らが製作して同工場の近くにある自宅2階に設置した装置で、水道水から作られているもの。
 この炭と水により、野菜の酸化を防ぎ、風味を保ちやすくなるなど様々な効果があるという。
 しんちゃん餃子は同工場で加工されたキャベツや、県産豚肉、ホワイト六片種のニンニクなど厳選した素材を使用。化学調味料や保存料を使わず、無菌状態で加工することで日持ちを良くしている。
 また味がくどくならないようにキャベツを豚肉の倍量入れるなど製造方法にもこだわり、「まろやかな風味で毎日でも食べられる」と好評で、リピーターも多い。
 片岡さんは、「他人に言う前に自分で勉強しようと研究などに取り組んできました。しんちゃん餃子は、野菜を使い、採算度外視で健康的な食品を作りたいと思い開発したものです。このほかキャベツなどのカット野菜や、大豆を多く配合し天然にがりを使った『地採れ豆腐』も販売しています」と話している。
 しんちゃん餃子は16個入り315円。キャロットや一部のAコープ、インターネットなどで販売中。
 問い合わせは℡059・293・5000へ。