千歳山荘句寄書(夜を寝ず四五人が絵具皿)一藻、半泥子ほか筆・松瀬青々賛 個人蔵

 公益財団法人・石水博物館(津市垂水3032─18)は、同館の創設者である川喜田半泥子の没後50年プレ企画展として、5月19日まで、「川喜田半泥子と俳句─俳句雑誌『かいつむり』の仲間たち─」を開催している。10時~17時(入館は16時半まで) 。
 川喜田半泥子(1878─1963)は、百五銀行の頭取のほか、企業の要職を務める一方、近代陶芸界に大きな足跡をのこした。 陶芸を本格的に始める前から書画や俳句に親しんでおり、特に俳句は桑名の梶島一藻(1883─1947)に師事し、俳句雑誌「かいつむり」の同人となって多くの俳句や句画賛を残している。
 今展では、半泥子の俳句に関する活動を、作品や資料で辿っている。俳句短冊や句画賛のみならず、一藻の厳しい添削のあとが見られる書簡や、同人誌の仲間達と共に描いた楽しい寄せ書き、大阪の松瀬青々(1869─1937)夫妻や桑名の俳友を招いて開いた「千歳山荘句会」の様子なども紹介している。
 入館料は一般500円・高校生以上の学生は300円。休館日は月曜(祝日の場合は翌日)。
 問い合わせは同財団℡059・227・5677。

ハナミズキが描かれた展示作品

 津市南中央の津橋南郵便局=村田勝弘局長=で30日まで、津市半田の川北昌江さん(60)が、自身初の絵手紙展を行っている。
 川北さんはリウマチと難病を発症しているため、手のリハビリにと4年程前から1年間、橋南公民館で元々興味があった絵手紙の講座を受講した。その後も、散歩中に見つけた花などを題材に制作しており、作品展は以前からの夢だったという。
 展示作品は、ハナミズキやキキョウといった四季の花や、トウモロコシなどを描いた40数点。前向きな気持ちで描かれた、明るい雰囲気の力作が揃う。
 川北さんは「絵手紙は描いていて気持ちがほんわかするし、失敗してもそれなりの味になる。今後は、レンコンやカボチャなど身近な野菜も描きたいです」と話している。

 NPO俳句みえは4月から毎月津市内5会場で開講する『俳句スクーリング』の受講生を募集中。講師はホトトギス同人の光野蕉庵及道さん。受講資格は1年間続けられる人。三カ月間は講師料無料で7月以降は月700円。各定員20名。
 開催日と曜日は(午前…
9時半~11時半。午後…13時半~15時半)
  ▼第2水曜日=ポルタひさい…午前・午後。
 ▼第2木曜日=アスト津…午前。久居公民館…午後 ▼第2金曜日=敬和公民館…午前。津中央公民館…午後。
 ▼第3火曜日=久居公民館…午後。
 ▼第4火曜日=アスト津…午前・午後。
 ▼第4水曜日=ポルタひさい…午前。
 問い合わせ・申込みは光野さん℡059・255・2651へ。

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