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18日11時~20時、津市大門の津観音で『津観音縁日祭』が初開催される=入場無料=。毎月18日は津観音の本尊・聖観音菩薩の縁日で地元商店主らが一昨年より境内で「縁日にぎわい市」を開いているが、そこに音楽イベントを融合させ、よりスケールアップ。津市出身の女性歌手・AZUや地元ミュージシャンたちのステージ、地元飲食店による飲食コーナー、体験コーナーなど、新たな角度で津観音の魅力を発信する。
毎月18日にある津観音の縁日を盛り上げようと一昨年10月から地元の商店主らによる「津観音縁日賑わい隊」が境内でにぎわい市を開いているが、まだまだ周知されておらず、集客に苦戦をしている。
そこで5月18日の縁日が土曜ということもあり、より大きなイベントができないかと同隊メンバーや有志が集い、今年2月から会議を重ねてアイデアを出し合いながらイベント名を「津観音縁日祭」と決定し、同祭実行委員会(会長は賑わい隊代表の倉本隆宏さん、ほか理事7名)も設立。『津ってすごい』をメインテーマに日本三観音の一つである津観音と共に大門や津市をより広く知ってもらうことを目指しながら、縁日と音楽イベントが融合した地域密着型の祭りを行うことが決まった。
開催までの僅かな準備期間と限られた予算の中で、より素晴らしい内容にしようと、実行委員会理事たちが自らの交友関係を頼りに音響機材などの協力を求めたり、アーティストへの出演交渉を行うなど、縁日をきっかけに人々の縁を結ぶという開催趣旨にふさわしいアプローチで企画をつくり上げてきた。
祭の核となる音楽イベントは境内五重塔前の特設ステージで開催。津市出身の女性歌手・AZU、フォークデュオ・秋休や三重県発の2人組ユニット・トゥルーパーといったメジャーアーティストの他、長谷川英喜(ウッドベース)、山田直之(ブルースハープ)たかいあい、SHIGE(ウクレレ)、唄歌いhu─、アラモちゃんら津市在住のアーティストや、津・高虎太鼓などが出演する。
参道沿いに並ぶ飲食ブースでは毎月縁日に出店している店に加え、バニラボムのみそかつバーガーやレッドラインの天むすなど、市内の飲食店によるグルメも堪能できる。リヤカーでたこ焼きを売りながら全国を旅したたこのすけも世界に旅立つ前に国内最後の出店を行う。
隣の観音公園の体験コーナー(マジック・風船・書道・木工・わたあめ・ノルディックウォークなど)はファミリーにもオススメ。フリーマーケットも多数出店。当日は8時半よりノルディックウォーキングを体験しながら津観音周辺の歴史を学ぶ「レッ津ノルディック」もある。
この日は大門大通り商店街アーケードで津市物産まつりも行われているので相乗効果も大きそうだ。新しいアプローチで津観音を盛り上げながら、将来的には津まつりに次ぐイベントに成長させたいという熱い思いを秘めたこの縁日祭。当日が楽しみだ。
2013年5月16日 AM 5:00