本番で力を出し切った井田選手(会場にて)

 津トレーニングセンター=津市本町。奥山公一代表=に所属する井田隆博さん(56。津市西丸之内。津市津市消防本部)が、5月18日、青森県八戸市東体育館で開かれた(一般財)日本ウエイトリフティング協会主催の『第31回全日本マスターズウエイトリフティング競技選手権大会(2014年度世界マスターズ選手権大会選考会)』M55(55歳~59歳)の94㎏級で、スナッチ80㎏、ジャーク95㎏、トータル175㎏の記録で優勝した。井田さんは昨年9月の前大会でも優勝しており、2大会連続優勝の快挙を成し遂げた。
 井田さんは高校時代は柔道、社会人になってからはフルコンタクト空手で体を鍛え、26歳から30歳まではパワーリフティングの選手として活躍。52歳からはウエイトリフティングの選手として再スタート。
 当初は、別の場所でトレーニングに励んでいたが、ワンランク上の記録を出すにはプロの指導が必要だと考え、昨年4月に津トレの門を叩いた。以降、奥山さんの的確な指導でフォームを矯正。自己最高記録トータル177㎏を叩き出すまでになった。
 因みに同大会では、学生時代に津トレに通っていた水谷一人さん(47。津市消防本部)もM45(45歳~49歳)の94㎏級でスナッチ111㎏、ジャーク143㎏で2連覇を果たしている。
 井田さんは「応援して下さった皆さんや、指導のおかげ。とても感謝しています。これからも細く、長く続けて、さらに上を目指したい」と喜びもひとしお。
 奥山さんは「大会の開催までの時間的余裕が少なく、フォームを改良する時間が短かったために調整が難しかったが、よく結果が出せて喜んでいる」と話し、愛弟子の成績を喜んだ。