2部門の表彰状を手に…中西さん

 津市野田在住の中西秀輝さん(65)は5月19日、伊勢市の県営総合競技場であった第18回・三重マスターズ陸上競技選手権大会に初出場し、M65(65歳~69歳)の1500m(5分33秒05)と3000m(11分50秒48)で1位の栄冠を勝ち取った。
 中西さんは三重県警の元刑事部長で、県警を早期退職後に津市の消防長としても活躍。現在は全国各地のマラソン大会に年4回ペースで出場を続ける市民ランナーで、中南勢のランナーたちが集うランニングチーム「ウィニングラン」に所属。国内最高齢の競技マラソンランナーとして国際大会出場資格を持つ山口千勢子さんらと共に日々、密度の濃い練習を重ねている。今回のマスターズ大会にはフルマラソンの練習の一環として出場した。
 中西さんが走り始めたきっかけは50歳を過ぎた頃、警察官として尾鷲市で子供たちと徒歩で熊野古道の峠越えをするという青少年健全育成事業を企画した際、途中で足が動かなくなり、悔しい思いをしたこと。
 そこで一念発起し、ジム通いを始めた。やがて、体力が付くに従い、10㎞やハーフマラソンに出場。58歳当時の平成18年にフルマラソンに初挑戦した。タイム的には不本意な結果に終わったが、苦難に立ち向かい克服していくことが大好きな中西さんは、どんどんフルマラソンの魅力に取りつかれていった。
 以来、全国の大会に出場しており、先月の長野オリンピック記念マラソンではシャーベット状の雪が路面を覆う厳しい天候の中、3時間22分15秒のタイムで自己ベストを更新した。
 中西さんは初出場で経験豊かなシニアアスリートたちから勝ち取った今回の快挙を喜びながら「あくまでフルマラソンがメインだが秋以降のシーズンに向けてトレーニングを重ねつつ、秋のマスターズでは、県記録更新を狙いたい」と今後の意気込みを語っている。