西さん(左)と贈られた色紙を手にする前葉市長

 6月15日から鈴鹿ワーナーマイカルシネマズほか全国で公開される石垣島を舞台にした映画、「サンゴレンジャー」=中前勇児監督=の企画・プロデューサーである西初恵さんが24日、津市役所の前葉泰幸市長を表敬訪問。映画出演者から託された色紙を手渡した。
 西さんは、岡山県出身の女優で主に舞台で活動。舞台、映画、ライブなどの企画・制作を行う一方、㈱ファーストピック代表取締役も務め、手話入り劇のプロデュースにも取り組む。
 沖縄を舞台にした同社制作の初めての映画、「太陽(てぃだ)」は、主演の故・峰岸徹さんと親交があった津市出身の三輪征夫さんの協力もあり、平成21年に三重県総合文化センターで上映された。その際、西さんは舞台挨拶で、次回作を制作次第、津市を訪れることを約束。今回、三輪さんとともに表敬訪問を実現させた。
 西さんは「今作は、子供たち向けに、自然に対する意識を深めて頂きたいと制作しました。私たち大人が次の世代に何を残すかがテーマです」、また三輪さんは「劇画タッチでスピード感のある映画。お子さんとお母さんにぜひ見てもらいたい」と話した。
 ※ストーリー…石垣島のサンゴを破壊してしまう「橋の建設計画」が浮上する町に環境省の自然保護官で正義感の強い主人公・矢島が赴任してくる。自らを〝サンゴレンジャー〟と名乗りサンゴを守ろうと立ち上がった彼の行動は、のちに石垣島じゅうを巻き込む大騒動に…出演は劇団EXILEの青柳翔、田中圭、佐々木希など。夏八木勲さんの遺作ともなった。