英霊の冥福を祈る参列者たち

 5月26日、久居英霊合祀碑顕彰会=竹林武一会長=は津市久居野村町の旧陸軍墓地内の『英霊合祀碑』で今年度の慰霊祭を行った。
  同碑は昭和9年、満州事変より帰還した三重の郷土部隊・歩兵三十三連隊が現地から持ち帰った戦友たちの血と汗が染み付いた土を積んで、建立したのが始まり。その後、日中戦争や太平洋戦争などで散華した三十三連隊など三重ゆかりの部隊の英霊を合祀。平成7年、旧三十三連隊関係者による『歩三三会』より引き継ぐ形で旧久居商議所が中心となって設立した『久居英霊合祀碑顕彰会』が慰霊祭を行っている。
 慰霊祭の神事は野辺野神社の山中理宮司が執行。地元選出の県議・市議を始め関係団体や、陸上自衛隊久居駐屯地と県内自衛隊各駐屯地・基地の幹部ら60名が参列した。
 参列者を前に竹林会長は「今日の尊い平和は英霊の犠牲によるものであり、冥福を祈ると共に感謝をささげる」と慰霊の言葉を述べていた。