デザインしたTシャツを手に…柴田さん

 4月に設立されたデザイン・イラスト制作などを行う「㈱ゆめ一つ」=津市久居藤ヶ丘町=代表取締役社長・柴田雅史さん(53)が、毎年8月に高知県高知市で行われる「よさこい祭り」の60周年記念Tシャツの文字をデザインした。 
 柴田さんは、子供の頃から書道をたしなむなど大の〝文字好き〟。大学卒業時に書くことを封印したが、㈱三重電子計算センターに務める傍ら色々な文字を観察し、48歳のとき活動を再開。遊書作家「もじゆう」として個展を開いた。またよさこいがとにかく大好きで地元のチームでMCを務めた経験もあり、県内のよさこいチームの旗のロゴを手掛けるなど幅広い制作活動を展開。今年3月に同センターを退職し、自ら会社を立ち上げた。
 Tシャツは、よさこいグッズを販売する「やまもも工房」=高知県=が、同祭りの60周年を盛り上げようと制作しているもの。
 柴田さんは今年、同工房を訪れて以来、同工房と親交を深めており、5月に工房からTシャツのデザインを依頼され快諾。ガッツボーズをする人の絵にも見える〝高〟をはじめ、背景の鳴子からはみ出した迫力満点の「高知よさこい祭り」という文字を書いた。
 「60周年は人で言えば還暦。大きな区切りの大会をなんとか盛り上げたいという熱意を込めました」と柴田さん。
 Tシャツは2000円(税込み・送料別)。注文方法など詳細はHP(「もじゆうの館」で検索)へ。