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2013年6月
愛知県の一宮競輪の廃止が発表されたりと、公共ギャンブルは冬の時代だが、国道23号沿いにある津競艇の外向発売所『津インクル』=津市藤方=の一日当たりの平均売上げは1945万円、3月末に過去最高の1日4300万円を記録するなど絶好調。昨年度は津競艇事業全体で黒字に回復し、今年度も好調な滑り出しだ。11月には8年ぶりにSGチャレンジカップも開かれ、更なる経営改善に向けた展望が期待される。
津競艇の売上げは平成2年度の503億円をピークに年々減少。更にスタンド改修費の償還も重く、赤字による市の一般会計繰り入れも発生しており、津市政が抱える大きな課題の一つとして、度々議論されている。そんな苦境にあえぐ津競艇が〝起死回生〟の一手として、一昨年9月にオープンしたのが『津インクル』だ。
国道23号を松阪方面に走ると、津市藤方の大型ショッピングセンターのすぐ隣に見えるのがこの施設。外観は開放感のあるガラス張りで外からも内部の様子を見ることができる。
営業時間は朝7時半頃からナイターレースが終了する20時半頃までで、営業日は年間最大360日(今年は359日)。津競艇で開催されるレースを含め、一日最大4場(昼2場・夜2場)48レースの舟券を券売機で販売。室内の大型モニターでレース中継を観戦しながら楽しめる。
国道23号から直接出入りできるという立地の良さや利用者に配慮した営業時間や営業日数もあって、朝や夜には現役で働く若い世代も多く足を運んでおり、営業日はほぼ一日中、利用客が絶えない。84台ある駐車場も、常に満車状態が続いている。
売上げは当初目標の一日1100万円に対して、平成23年度は1770万円、平成24年度に1945万円と予想を大きく上回る数字をたたき出している。また今年3月31日にはビッグレース開催日でなかったにも関わらず、過去最高となる4300万円を記録するなど好調ぶりを見せている。
津インクルの盛況に伴い本場の入場者数や売上げは減少したものの、トータルでは黒字転換。一昨年は3700万円の黒字。昨年度は2億4000万円の黒字にまで業績改善している。
もちろん、競艇事業全体で見れば、決して楽観視できる状態ではないが、平成26年度で施設改修費の償還のピークが過ぎるので、ここからが正念場といえる。
今年は本場でも11月に8年ぶりとなるSGチャレンジカップや多彩な企画レースも開催するなど話題も十分。また、通常レース開催時に、レースの合間に利用者を退屈させないよう他の競艇場の舟券を買うことができる併用発売を増やしたりと、利用者の声を最大限取り入れた取り組みも行っている。その他、もっと色々な人に競艇場へと足を運んでもらおうと、市民団体と協力してチャリティイベントや婚活イベントなども開催。競艇ファンの裾野を広げる努力を続けている。
愛知県の一宮競輪の廃止発表など、公共ギャンブルを取り巻く環境は厳しいが市財政への寄与だけでなく様々な形で約300名もの雇用を生み出している競艇事業の意味は大きい。更なる業績アップに向けた取り組みを期待したい。
2013年6月20日 AM 5:00
「新津太郎」のペンネームで本紙「新・津市人物伝」を好評連載中の駒田博之さんが今月4日、伊藤印刷㈱出版部から「新・津市女人伝」を出版した。
駒田さんは昭和11年津市芸濃町生まれ。元・三重県PTA連絡協議会副会長。現在は「NHK大河ドラマ『藤堂高虎』を誘致する会」事務局長を務める。
津市は全国の県庁所在地としては最少人口(約16万人)だったが、平成18年1月1日の平成の大合併により旧10市町村が対等合併して面積710キロ㎡、人口28万人と県内では四日市市に次ぐ大きさになった。
以降、風土、産業、歴史、伝統文化などが異なる各地域の特色を守りつつ、新津市としての一体感の醸成に行政のみならず、多くの市民や団体が尽力している。
その中で駒田さんは、歴史に埋もれがちな女性にスポットをあて、自ら各地に出向き、地道な資料収集や、それらの研究・調査を通じ、一部にフィクションも取り入れながら新しいふるさと津市の物語として執筆を開始。平成18年4月、本紙において1人1話のストーリー仕立てのスタイルで「新・津市女人伝」の不定期連載を始めた。
今著書は17回にわたり連載したものを一冊にまとめたもの。平易な表現を用いているので子供でも読みやすく、一読することで、自分達の住む地域の歴史を肌で感じることができる。
A5版、111頁。定価500円+税で市内書店で販売。
2013年6月20日 AM 4:59
大門立町商店街の夏の風物詩「だいたて夜店」が、今年も6月22・29・7月6・7日17時~21時(7日は15時~21時)、だいたてアーケード内で開かれる。
商店街には市内の幼保育園・団体の笹飾りがずらりと並ぶと共に、露店も多数出店し、夜店と七夕ムードを盛り上げる。家族で、カップルで、友人同士で出かけてみては。
その他のイベントは
▼お化け屋敷(22・29・6・7日)=大門オーデンビルにて。同組合メンバー手作りのお化け屋敷。本当に怖いと毎年評判。肝試しにもぴったりとか。入場料1人300円(大人同伴の場合、小学生未満2人無料)。お楽しみミニゲーム…1回1人100円。
▼ミニトーマス機関車(22日16時半~18時半)
▼流しそうめん(22日19時~、29日19時~)
▼津コミュニティーバンド演奏(29日20時~)
▼ダンス…ろりこんちんぱんじー(6日17時半)・フラワーダンサーズ(6日18半~)
▼よさこい踊り(6日18時~)
▼たてまち手づくりまちづくり市(6日17時~21時)・7日(15時~21時)
このほか、7日はミニコンサート(16時半~)・ミニ歌謡ショー(18時~山崎悌史)・液晶TVなどが当たるビンゴゲーム(19時半~、1枚100円)など盛り沢山。但し、天候などで変更・中止する場合あり。
問い合わせは同組合℡津223・0090へ。
尚、だいたて駐車場と大門駐車場は入庫1時間まで無料。
2013年6月20日 AM 4:58