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津市一志町在住の平山純一さん(91)と谷口由和さん(71)でつくる「一志町仏像調査会」が6月30日、町内で祀られている全ての仏像305体の調査結果をまとめた冊子『津市一志町の仏像』を200部発刊した。
2人は「一志町郷土文化研究会」に所属しており、冊子は市文化振興基金の助成を受け出版したもの。
平山さんは、一志町文化財保護委員などを務め、長年、町内の文化財保護・調査に携わっており、冊子には平山さんが、昭和61年9月から平成18年4月までに撮影した仏像の写真と、2人が一昨年8月から昨年1月の間に、寺院などの協力を得て行った調査の結果がまとめられている。
下井生地区の全戸を一年交代で巡る市無形民俗文化財「道浄さん」など、仏像の写真とともに制作年代や像高、由来などを掲載。
A4判、127頁。市内の図書館などに寄贈したほか11日、一志高岡公民館で行われる同研究会の集いで会員に配布する。また約15部を一冊2100円で販売している。
「仏像は信仰の対象であり、調査は直接手を触れずに行いました。研究会の皆に資料として使ってもらえれば」と谷口さん。
問い合わせは谷口さんFAX059・293・2516へ。
2013年7月4日 AM 4:57