シロモチくん、ゴーちゃんの帽子など可愛らしいグッズ

 県内外で津市の魅力を発信し観光振興に活躍している津市観光協会=津市羽所町アスト津2階=の活動を紹介する新コーナー。第1回目は津市のゆるキャラ・シロモチくん、ゴーちゃんの新商品。 同協会が一昨年、アスト津1階に開設した『津駅前観光案内所』では、津市のゆるキャラグッズを約100種類販売しており、このたびシロモチくん・ゴーちゃんのタオル(各800円)と帽子(各2800円)、ゴーちゃんのぬいぐるみストラップ(800円)・シュシュ(500円)が新たに登場した。
 同協会では、ゆるキャラを通じた観光活性化に力を入れており、これまでにも観光客のニーズをグッズ制作会社に伝え、魅力的な新商品を発売してきた。
 今回の新アイテムのうちゴーちゃんのタオルは、女の子らしいピンク色の生地に、江姫ゆかりの浅井家・織田家・徳川家の家紋がデザインされている。
 担当職員は「アイテムが増えることで、津市はこんな地域なんだとPRするきっかけになれば。今後もご要望に応え季節商品を増やしていきたい」と話している。またゴーちゃんも「暑い夏なので、シロモチくんとわたくしのタオルで汗をぬぐってくだされ!」とコメント。
 問い合わせは同協会へ℡津246・9020。

生徒らに幼児教育について話す大川理事長

 津南ロータリークラブ(奥田邦雄会長)と津市立橋南中学校は17日、同校で生徒を対象にした「職業講話」を実施した。9年前から毎年行っているもので、5教室に分かれ、5名の会員が授業形式でそれぞれの専門分野に関する話を通じて職業観を語りかけた。
 講師の一人、学校法人大川学園理事長の大川吉祟さんは幼児教育について講話。はじめに大川幼稚園で教育の一環として行われている鼓笛隊の取り組みを例に挙げ、「成長していく子供達の姿を見るのは先生達にとって最高のやりがい。幼児が育つということは先生や友達との楽しい思い出体験の繰り返し、一瞬、一瞬の積み重ねだが、子供はとても敏感で鋭いので、絶対に手を抜かず、徹底してやることが重要」と説明。
 また、人格形成には幼児期からの環境が大切であるとし、「将来、この三重県で頑張っていく人になってもらうには、幼児期に良い思い出をたくさん作ってもらうことが大事」と話すと共に、同学園が所有する里山で実践している〝遊びを通じて感性を育む〟ことの必要性を強調。さらに、子供の判断力や決断力を伸ばすには、幼児期からの〝国語力〟を養うことが大事であることや、人として必要である良好な人間関係の構築やコミュニケーション能力を涵養するには、幼児期の教育が重要であると指摘。教育環境づくりの重要性を説いた。

冊子を手に…平山さん(左)と谷口さん

 津市一志町在住の平山純一さん(91)と谷口由和さん(71)でつくる「一志町仏像調査会」が6月30日、町内で祀られている全ての仏像305体の調査結果をまとめた冊子『津市一志町の仏像』を200部発刊した。
 2人は「一志町郷土文化研究会」に所属しており、冊子は市文化振興基金の助成を受け出版したもの。
 平山さんは、一志町文化財保護委員などを務め、長年、町内の文化財保護・調査に携わっており、冊子には平山さんが、昭和61年9月から平成18年4月までに撮影した仏像の写真と、2人が一昨年8月から昨年1月の間に、寺院などの協力を得て行った調査の結果がまとめられている。
 下井生地区の全戸を一年交代で巡る市無形民俗文化財「道浄さん」など、仏像の写真とともに制作年代や像高、由来などを掲載。 
 A4判、127頁。市内の図書館などに寄贈したほか11日、一志高岡公民館で行われる同研究会の集いで会員に配布する。また約15部を一冊2100円で販売している。
 「仏像は信仰の対象であり、調査は直接手を触れずに行いました。研究会の皆に資料として使ってもらえれば」と谷口さん。
 問い合わせは谷口さんFAX059・293・2516へ。

[ 2 / 5 ページ ]12345