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祇園祭といえば、京都の夏が思い浮かぶが、近いところにも祇園祭がある。関宿の夏まつりに行ってきた。
東海道は鈴鹿峠のふもと関宿は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。家々に連子格子や幕板などの意匠が残り、電線や派手な看板、シャッターなどは見かけない。
夏まつりには、その宿場を町家の屋根より高い山車が練り歩く。江戸時代から続く祭に倉から引き出される山車は四台。その昔は十六台もの山車があり、美しさや豪華さを競ったという。
ところで、山車は「だし」ではなく「やま」と読む。精一杯であることを表現する「関の山」という言葉は、この関の山車が語源だそうだ。狭い通りをいっぱいいっぱいで練ることから、精一杯の意味となったという。
「あこぎ」の語源が阿漕ヶ浦の平次だとは有名だが、「関の山」の語源がこれもまた近い関宿にある。関宿の往時の繁栄が想像できる話である。
この夏も関の山車は華麗に勇壮に街を練り歩いた。子どもたちのお囃子や笛、たいこ、それに男たちの山車曳き唄が通りに響き、要所要所では男たちの力強い腕で舞台が回された。舞台に乗る子どもたちも赤い提灯も大きく円を描く。華やかで美しい光景だ。
関宿祇園夏まつりは七月二十日近くの土日。来年は出かけられてはいかがでしょう。(舞)
2013年8月1日 AM 4:55