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2日、伊勢神宮内宮周辺であった第62回式年遷宮に伴うお白石持行事に津市から参加した特別神領民の一行に伊勢市出身の女優・夏樹陽子さんが同行した。
総勢20名だった一行の中心は、元県職員で現在は津市殿村の老人保健施設トマトの常務理事を務める小川益司さん(74)。小川さんが全国の神社庁関係者や神宮ゆかりの人々などで構成する特別神領民であったため、クラス会の旧友らと一緒に長年親交のある夏樹さんにも参加を呼びかけた。
照りつける日差しの下、夏樹さんたちは、新正殿の周囲に敷き詰める白石を載せた奉曳車を、おはらいまちから内宮の宇治橋の手前まで「エンヤー!エンヤー!」と威勢の良い掛け声をあげながら引いた。
その後、完成したばかりの新正殿周囲に布で包んだ白石を奉献していた。
9月1日の行事終了まで地元の神領民15万7千人、全国の特別神領民7万3千人が参加するお白石持ち行事。生まれ育った地元の熱気を改めて肌で感じた夏樹さんは、「遷宮関係の行事に参加するのは初めてだったが、10月に向かってますます盛り上がることを祈っております」と笑顔。
今回が3回目の参加となった小川さんは、「回を増すごとに賑やかになっている。この伝統と文化を守っていかなければならない」と話していた。
2013年8月22日 AM 4:58