2013年8月

ブルーベリーのかき氷(左)と苺のかき氷

 津市一志町庄村にある手作りケーキ「メイユールモマン」=代表・徳永治喜さん=が今月1日、地元産のブルーベリー・苺を使った安心・安全なかき氷を新発売した。
 同店は、以前から地元産の素材を使った商品開発に取り組み、地産池消に貢献している。このかき氷は、〝子供達に安心・安全なかき氷を食べさせたい〟という消費者のニーズや、同店がロールケーキ用の苺を仕入れている「枝川イチゴ農園」=津市戸木町=からの要望を受け開発したもの。
 ブルーベリーのかき氷はソースに「いのさん農園」=津市白山町佐田=がポットで生産している糖度の高いブルーベリーを使用。果実の甘味を活かして優しい味わいに仕上げた。
 また苺のかき氷は、「枝川イチゴ農園」の苺を丸ごと凍らせて氷と一緒にかいて、苺の甘味と酸味を生かしたソースをかけた。
 どちらも試作を重ねて実現した本格的な美味しさで、猛暑にぴったり。
 各350円。テイクアウトで9月中旬頃まで販売予定。営業は10時~19時・日曜10時~18時半、火曜定休。 ℡津295・1101。

 三重県と奈良県を広域でPRしている情報ネットワーク組織「O・H・M・S・S(大宇陀・東紀州・松阪圏サイトシーイング・サポート)」=井村茂樹代表=は3日、松阪駅前商店街を主会場に開かれた『七夕まつり・鈴の音市』でブースを出展。市内外から集まった来場者に地元の情報を発信した。
 今年は松阪市と紀北町が参加。 当日は紀北町のゆるキャラ、きーほくんも駆けつけ、集まったちびっ子達と交流し=写真=、各地の魅力や物産などを売り込んだ。
 尚、毎回人気の松阪の旅館「八千代」の活車えび天巻も好評だった。

2つが仲良く結ばれているひょうたんを手にする克己さん

 辻克己さん(76)=津市片田町=が津市稲葉町で栽培中のひょうたん「ロングハンドルディッパー」は人が仲良く腕を組んだような微笑ましい姿で人気を呼んでいる。
 ひょうたん栽培暦13年の辻さん。現在はひょうたん棚に大小さまざまな品種のひょうたん約100個を栽培している。以前は全長2mにもなる品種も栽培していたが年々より小型ながら栽培技術が問われる品種へとシフト。辻さんが昨年より栽培に取り組んでいるロングハンドルディッパーもそんな品種の一つだ。
 直訳すると長柄のひしゃくという名を持つこのひょうたんは、1mを超える細長い胴体の先端に直径10㎝ほどのふくらみをつける。成長途中に胴体部分を曲げたり、2つのひょうたんを結ぶこともできるのが最大の特徴だが非常にデリケートで上手に結ぶのは難しい。辻さんは試行錯誤を重ねて昨年に続き、今年も見事栽培に成功した。
 辻さんのひょうたん棚は近所に住む人たちの散歩コースに面しており、毎年、ひょうたんの成長と辻さんとの会話を楽しみにしている人も多い。
 辻さんは昨年、2つが仲良く結ばれているロングハンドルディッパーを出会いに恵まれなかった知り合いなどにプレゼントしたところ、2組が見事ゴールインするなど、縁結びのお守りとしても大活躍しているとか。
 辻さんは9月上旬の収穫を楽しみにしながら、「ひょうたんのおかげで色々な人と親しくなれるのが嬉しい」と微笑む。

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