2013年8月

安全運転を呼びかける園児達

流しそうめんを楽しむ子供達

 津市の八幡町北自治会=谷口実会長=では、地域交流行事の一環として、先月18日、津市藤方の植村整形外科前で市立育生幼稚園の年長児18人やPTAとともに、通行する車に安全運転を呼びかける交通安全運動を実施。また先月21日には藤方の㈱朝日オリコミ名古屋の駐車場で、流しそうめんと花火大会を催した。幅広い年代の住民48名が参加し、時の経つのも忘れて楽しく過ごしていた。

 祇園祭といえば、京都の夏が思い浮かぶが、近いところにも祇園祭がある。関宿の夏まつりに行ってきた。
 東海道は鈴鹿峠のふもと関宿は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。家々に連子格子や幕板などの意匠が残り、電線や派手な看板、シャッターなどは見かけない。
 夏まつりには、その宿場を町家の屋根より高い山車が練り歩く。江戸時代から続く祭に倉から引き出される山車は四台。その昔は十六台もの山車があり、美しさや豪華さを競ったという。
 ところで、山車は「だし」ではなく「やま」と読む。精一杯であることを表現する「関の山」という言葉は、この関の山車が語源だそうだ。狭い通りをいっぱいいっぱいで練ることから、精一杯の意味となったという。
 「あこぎ」の語源が阿漕ヶ浦の平次だとは有名だが、「関の山」の語源がこれもまた近い関宿にある。関宿の往時の繁栄が想像できる話である。
 この夏も関の山車は華麗に勇壮に街を練り歩いた。子どもたちのお囃子や笛、たいこ、それに男たちの山車曳き唄が通りに響き、要所要所では男たちの力強い腕で舞台が回された。舞台に乗る子どもたちも赤い提灯も大きく円を描く。華やかで美しい光景だ。
 関宿祇園夏まつりは七月二十日近くの土日。来年は出かけられてはいかがでしょう。(舞)

施術の様子

 7月24日・25日、アスト津1階のにぎわい交流サロンで県立盲学校高等部保健理療科の生徒4名が無料マッサージ体験を行った。協力=㈱津駅前都市開発・三重大学地域戦略センター・津市。
 来年、あんまマッサージ指圧師の国家資格取得を目指す生徒たちに学校で身に付けた技術を実践してもらうと共に、実際に働く上で重要となるお客さんとのコミュニケーション能力を磨いてもらおうと開いているもの。今年で4年目。一昨年まで津センターパレスで行っていたが昨年よりアストに移行した。会場では視覚障害への理解を広めてもらうための展示も行った。
 多くの人々が行きかう津駅前という立地もあり、無料体験に訪れる顔ぶれもサラリーマンからお年寄りまで多彩。生徒たちは肩や腰など一人ひとりのリクエストに合わせながら丁寧に施術し、疲れを癒していた。

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