9日、『津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会』=西田久光会長=の84名が、研修旅行でガイド先進地である京都府宇治市を訪れ、「宇治観光ボランティアガイドクラブ」=宇治市観光協会所属・会員67名=との交流会を行った。
 一行は、まず同クラブのガイドの案内で、宇治上神社や恵心院、平等院などを観光したあと、バスで宇治産業会館へ移動して同クラブに横断幕で出迎えられ、全員で記念撮影。その後、館内で交流会が開かれた。
 まず最初に西田会長が挨拶し、津観光ガイドネットが、市内各地域にある14のガイド団体で組織されて昨年発足したことや、来月に第2回目となる「津ふるさと学検定試験」を開催することなどを話した。
 続いて宇治ガイドクラブの加納代表幹事が「本日のガイドで、どれだけの〝おもてなし〟が出来たかを聞かせて欲しい」と話したほか、同クラブが発足18年目を迎え、高齢化という問題を抱えていること、5年毎に行っている新人募集への工夫や、市のイベントへの協力などで収入面を補っていることなどを説明。
 最後に、宇治市観光協会の多田専務理事が「現在、当市の観光の目玉である2つの世界遺産、平等院鳳凰堂と宇治上神社が両方修理中で、氷河期であり、今後の観光を考える良い機会であると捉えている」などと話した。
 その後、津観光ガイドネットからの質問に宇治市の参加者が答える形で交流が進んだ。内容は次の通り。
 質問 宇治は外国語でガイドが出来るそうだが、その実績は?
 回答 現在は英語のみであるが、年間50数回あり、今後は中国語・韓国語への対応を考えている。
 質問 私達は受け身でガイド依頼を待っているが、宇治の企画(募集)型ガイドはどういう形でやっているか?PRの方法は?
 回答 JRのふれあいハイキングのチラシを見て、当時NHK大河ドラマ「義経」の放映時だったため、義経ブームに便乗して『源氏の街・宇治』と、源氏と源氏物語をひっかけた企画をJRにお願いしたところすごく反響があった。ぜひJRさんのハイキングを利用して!
 質問 子どもや学校向けにどの様なガイド・学習実績があるか?
 回答 宇治市内22校の小学生を対象に、実際に市内をガイドして、途中で観光協会に立寄り宇治の歴史について30分のレクチャーを行った。また学校へ出向いて欲しいとの依頼には、30~40分のプレゼン資料(映像)を作り、話のほかにそれらを使っての学習でも大きな成果を挙げられた。
 このほか、津の各ガイドからも地元の学校への働きかけや学習についての事例報告があり、最後に同クラブが歌を披露し、有意義な交流を終えた。
 一行は、帰りのバスに乗り込む際にも、到着時とは別の横断幕で温かく見送られ、宇治市を後にした。