三重ふるさと新聞 | 三重県 津市

　カフェを創業したい！その方法を教えます──津市産業振興センターは10月に開講する「第３回津創業カフェ道場」の受講生を募集している。
　老若男女が気軽に集い、思い思いのひと時を過ごせるカフェは創業志望者の多い業種。講座ではカフェ経営のノウハウを学び、実習を体験する。
　▼内容＝講義・３回（10月８・15・22日の各19時～21時）ではコンセプト設計やメニューづくり、材料や機材などの調達、プロモーション戦略など、開業に向けた実務ノウハウやビジネスプランの作成法を学ぶ。
　実習・３回（10月25・26・27日の各10時～16時）では、講義で学んだことの実践の場として参加者全員で実店舗でのカフェ運営を体験する。
　▼対象＝20歳以上の津市内在住・在勤者でカフェ経営に関心を持ち、原則全日程に参加できる人。
　▼会場＝講義はアスト津４階会議室２、実習は津駅近辺の飲食店。
　▼講師＝同センターインキュベーションマネージャーの武田秀一氏。
　▼参加費＝５０００円（６回通し。原則返金不可）※受講料以外に別途材料費が必要。
　▼定員＝10名（応募者多数の場合は抽選）。
　▼申込み方法＝ホームページ（「津市産業振興センター」で検索）から申込書をダウンロードし、必要事項を記入してＥメールまたはＦＡＸ０５９・２３６・３３５６へ送信。締切日は９月20日17時必着。
　問い合わせは同センター℡０５９・２３６・３３５５、Ｅメールはinfo@ipc.city.tsu.mie.jp

　津市出身で全国で演奏活動しているガナのマリンバ奏者・浅岡栄子さんと打楽器奏者らによる泣けて笑えるコンサート「マリンバの夕べ」が29日に津市大里窪田町１４３４─３の「アルビソーラ」で開かれる。
　▼「０歳からのコンサート」は普段は泣いてしまったり、騒いだりしてしまうことで生の音楽に触れられない小さな子供達に音楽の面白さに興味を持ってもらいたいと企画したもの。開演は15時半～、料金５００円（未就学児は無料）。飲み物やデザートは別途。
　内容は、アンパンマン、プリキュアなどのアニメメドレーほか。ペットボトルを使ったリサイクルや手遊びもある。
　▼「マリンバデュオの夕べ」は、マイナーなマリンバ「大型木琴」や様々なパーカッションを知ってもらいと企画。クラッシック曲をポップに、現代曲はカッコよく、ピンクレディー、明菜、ジュリー、キョンキョンなどの歌謡曲も演奏。18時オープン（食事後にコンサート）。料金は３千円（イタリアンミニコースと１ドリンク付き）。問い合わせはＧＯＮＮＡ℡０５２・５０６・８９５５。

民間会社の（株）あかり家が運営する「高田会館」

　津市一身田町の高田本山・専修寺敷地内にある高田青少年会館が『高田会館』としてリニューアル。５日には関係者らを集め、オープン記念式典が開かれた。
　親鸞聖人生誕８００年に当たる昭和48年に完成した同会館は老朽化が著しく、運営に当たっていた高田青少年育成会の解散に伴い11年に閉館。財産の移管を受けた専修寺が施設の運営を民間に委託し再出発する意向を示したため、地元の一身田商工会の若手会員らが中心となって「㈱あかり家」を設立。株主28名による同社の社長には下津醤油㈱の下津浩嗣社長（36）が就任している。
　見違えるほど美しくなった施設は、和室・洋室計10室の宿泊部屋、大小様々な大きさの会議室60室やギャラリーを完備。中でも、あかり家が特に力を入れているのが手づくり豆腐と地産食材を使った料理が楽しめる和食レストラン「お食事処・あかり」。質の高い食事を提供し、普段から地元の人たちにも会館へ来てもらえるよう創意工夫を重ねている。その他、文化教室の運営なども予定。
　オープン記念式典で下津社長は「来るたびに良くなっていると言われるようにしていきたい。あかり家は一身田のまちをなんとかしていきたいという思いをもった者の集まり。来年４月には唐門前にコミュニティレストランもオープンさせたい」と挨拶。真宗高田派の常磐井楢麿法主も「一番良い形でスタートできたのではないかと思う。あかり家さんという立派な会社に安心してお任せできる」と続いた。その後、出席者75名で会食し、同会館の新たな船出を祝した。
　問い合わせ℡０５９・２３２・６０７９へ。