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非結核性抗酸菌症とは近年、日本で患者数の増えている肺の病気です。症状、原因菌が結核に似ているため、かつては同じ病気と考えられていましたが、最近の研究で別の病気であることがわかってきました。
この病気の原因菌である非結核性抗酸菌にはたくさんの種類があり、ヒトに病原性のあるものだけでも10種類を超えます。わが国では、アビウムコンプレックス菌とカンサシ菌が全体の90%を占めています。
この病気の特徴は結核やかぜ、インフルエンザ等の他の感染症と違い、ヒトからヒトへは感染しません。
非結核性抗酸菌は比較的毒性が低いため、症状の進行も5~10年と遅く、感染の初期段階では自覚症状が無い場合がほとんどです。症状が進行すると咳が止まらなくなり、痰・血痰、全身倦怠感等の症状が多く見られます。さらに進行すると発熱、呼吸困難、食欲不振等が現れます。
診断はまず胸部X線を行い、肺に影があれば、CT検査を行います。
この病気は画像にある程度特徴があるので、熟練した医師は画像から見当がつくようです。また、痰を調べることで菌の種類を特定できます。
治療は患者さんの症状や年齢等を考慮し、薬物療法を中心に行われます。最も一般的な方法はクラリスロマイシンという抗生物質とリファンピシン、エタンブトールという結核治療薬の3種併用で、完全に治すために1年以上の長期に亘り服用する場合が多いです。
非結核性抗酸菌は自然界に存在しており、それが感染するということは免疫が落ちていることが考えられます。日常生活の改善によって、抵抗力や自然治癒力を高めることが重要です。規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、ストレスや疲れをためないことを心がけましょう。(㈱メディカル一光・ひまわり薬局薬剤師 山本 康典)
2013年9月19日 AM 4:55
安濃津ガイド会主催のボランティアガイド養成講座「歴史ある町、津の良さを知ろう!」が10月から開講されるにあたり受講生を募集している。
▼第1回=10月14日13時半~16時。津図書館視聴覚室にて。講師は三重大学歴史都市研究センター構成研究者の松島悠氏(三重県職員)。内容は津城についての講義。講師による津城跡での現地説明会。
▼第2回=10月21日13時半~16時。四天王寺本堂にて。講師は四天王寺の倉島昌行東堂。内容は四天王寺の講義。薬師如来座像の胎内納入品、藤堂高虎公の書状などを拝観。会員による現地ガイド。
▼第3回=10月28日13時半~16時。津観音本堂にて。講師は津観音・大宝院の岩鶴密雄院家。内容は津観音についての講義。資料館にて国府阿弥陀の出開帳図など拝観。会員による現地ガイド。
定員は30名程度。受講料無料。希望者は30日までに℡&FAX津227・4665高森さんへ住所・氏名・℡を連絡。
2013年9月19日 AM 4:55
津市出身のピアニスト小川登美子さんと、石坂典子さんによる「~2台ピアノによるコンサートvoL2~」三重公演が10月19日14時~(開場13時半)、津リージョンプラザお城ホールで開かれる。後援=一般社団法人・全日本ピアノ指導者協会、あるもにっく。
小川さんはセントヨゼフ女子学園卒。桐朋学園大学音楽部演奏学科ピアノ専攻卒業。ザルツブルグモーツァルテウム音楽院の研修セミナー課程修了。故・水谷敏子、笠原咸子、藤澤弥生、岡本美智子、室内楽を三善晃各氏に師事。武蔵野ミュージックアカデミー講師。三重県松阪女子高校音楽科講師などを経て、後進の指導にあたる傍らここ数年、毎年2台ピアノコンサートを開いている。
石坂さんは東京都出身。お茶の水女子大学音楽科ピアノ専攻卒。同大学院修了。米国チャタム大学にて研究生として2年間研鑽を積む。henry spinelli、西川節子、山城信子、故・遠藤秀一郎、小坂圭太各氏に師事。日本ピアノ研究会2012年度西関東Aピアノオーディション、指導者マエストロ部門優秀賞。後進の指導の傍らソロ、伴奏、2台ピアノなどの演奏活動を行っている。グループあるもにっく所属。生涯学習音楽指導員。PTNA指導者会員。
三重公演は10月12日に杉並公会堂での東京公演に続くもので、プログラムはシューマン…アンダンテと変奏曲Op46、ラフマニノフ…組曲第1番「幻想的絵画」Op5、ドビュッシー…牧神の午後への前奏曲、ラヴェル…ラ・ヴァルス、ほか。
小川さんは「2台のピアノのからみや競演もあります。二人の創り上げる音の醍醐味を楽しんで頂きたい」と話している。
全席自由。一般2000円、学生1000円。税込み。津市中央の三重画廊で発売中だが、当日会場でも発売する。
問い合わせは、小川さん℡080・5507・5622。
2013年9月19日 AM 4:55