2013年9月

 津西ライオンズクラブと岩田川物語の会が15日に開く予定だった「第19回岩田川ハゼ釣り大会」が台風の為9月28日に順延開催される。競技委員長・西田久光℡090・3933・6061

毎年好評の親子を対象とした歴史教室(昨年の様子)

 「津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会」=西田久光会長、事務局・津市羽所町アスト津2階 津市観光協会内=に所属し、津の歴史・観光案内人として活躍しているボランティアガイド全14団体の魅力を紹介する新コーナー(不定期連載)。
 第2回目は津藩祖・藤堂高虎公の顕彰グループ『ときめき高虎会』=村田修代表(77)=を紹介。
 同会は平成8年、津の歴史を学ぶ講座を受講した故・鈴木美朗さん、松原秀典さん、村田さんが発起人となり発足した。現在の会員は市内をはじめ松阪市、愛知県、岐阜県などに在住の57名。
 〝高虎のことをもっと知りたい、皆さんにも知ってほしい〟という思いで、三重大学教育学部教授の藤田達生さんや、歴史作家の横山高治さんを講師に迎えて講演会を催すほか、夏休みに高山神社で親子対象の歴史教室を開き、紙芝居を披露。毎年好評を得ている。
 また、ガイド活動では、津城の石垣の強度向上のため採用された技法「算木積み」など、高虎公の優れた築城技術やその原理を丁寧に説明し、多くの人に伝えている。
 会員らは「ガイド活動では、昭和20年の津空襲で歴史的な建造物などが焼失し視覚に訴えるものが少ないのが難点。紙芝居が終わったあと、子供からこちらがたじたじになるような鋭い質問があると、やりがいを感じます」と話している。また村田さんは「今後も津市の活性化と、NHK大河ドラマ『藤堂高虎』を誘致する会と協力して大河の誘致を目指していく」と抱負を語った。 

高虎の関ヶ原の戦い 28日・センパレで歴史講演会

 「ときめき高虎会」は、28日13時半から津センターパレス2階会議室1で講演会「高虎と関ヶ原の戦い」を開く。
 今回の講師は日本近世国家成立史の研究者で、中世から近世への移行過程を、国家や地域社会からトータルに明らかにすることを目指している三重大学教育学部教授の藤田達生さん。著書に『江戸時代の設計者~異能の武将・藤堂高虎』、『日本近世国家成立史の研究』、『本能寺の変の群像中世と近世の相剋』、『謎とき本能寺の変』、『伊勢国司北畠氏の研究』、『小牧・長久手の戦いの構造 戦場論上』、『近世成立期の大規模戦争 戦場論下』などがある。
 入場料は会員は無料、一般は300円(高虎公を顕彰し、津市の町おこし活動に充当)。
 同会や講演会に関する問い合わせは、村田さん℡059・232・2689へ。

近作「ワルツで踊ろう」と心泉さん

 津市南丸之内の日本画家・橋本心泉(三重子)さん(78)が主宰する『彩潮会』が11日~16日、県立美術館県民ギャラリーで日本画展を開いた。
 同会は昭和50年創設。現在、会員約40名が、県教育文化会館や市中央公民館の教室に通っている。心泉さんは世界各国で展覧会への出品や日本画の指導を行うほか、同会でも作品展などで国際交流に尽力しており今年5月には三重県文化大賞を受賞した。今展は心泉さんの受賞記念展も兼ねており、29名が色紙~100号の計90点を出品した。
 心泉さんは「近作『ワルツで踊ろう』は世の中が明るく輝くよう願いを込め岩絵具や金箔・墨を使って、シャクナゲの花を描き、空気や風を表現しました。来月には、ポーランドで彩潮会展を行います。心の交流をして世界平和に少しでも役立てればと思います」と話した。

[ 10 / 31 ページ ]« First...89101112...2030...Last »