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生ゴミを出したら、手にひどい臭いがついて、せっけんで洗っても落ちない。一昨日捨てたイワシの腸が浸み出していたらしい。
ゴミを出す時に、ポリ手袋を使えばよかった。分かっているのに、つい素手で仕事をしてしまう。百枚入り数百円のポリ手袋だが、手を洗えば済むところを使い捨てるのに気が引ける。ゴミも増えるし。
使い捨て時代の直中を生きてきたのに、こんなところにエコ意識を持つ自分が厄介である。使い捨てカイロ、使い捨てコンタクト、紙コップ、使い捨てライター、使い捨てカメラまであった。
医療器具や、食品関係では、使い捨ての方が清潔で安全であったりする。注射器やコンタクト、おしぼりや割り箸がその代表例である。
利便性や経費節減を追及した結果だったりもする。食品トレイや弁当パックなどは、回収や洗浄の手間と人件費を節約できる。
でも、社会は変わってきている。重大なのはゴミ問題だ。レジ袋も使い捨てだったが、今ではエコバッグ持参が買い物の基本姿勢となった。
資源の少ない国で、使い捨てを標準としてはいられない。買わなければゴミが減る。作らなければ資源の節約になる。使い捨て製品の発生を抑える方向に進むのは間違いないだろう。昔のように鍋を持って豆腐を買いに行くような暮らしになるだろうか。 (舞)
2013年10月3日 AM 4:55
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