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津市大谷町の三重県立美術館で12月8日まで、「歿後20年 中谷泰展」が開かれている。
中谷(1909~1993)は、三重県松阪市出身の洋画家。昭和4年(1929)、20歳の時に画家を志し上京、川端画学校に学び、翌年の第8回春陽会展で「街かど」が初入選を果たす。その後、一時帰京を経て再上京した中谷は、春陽会洋画研究所で木村荘八に師事して研究を続けた。
昭和13年(1938)の第16回春陽会展に出品した「レダ」、「水浴図」が春陽会賞を受賞、翌年には春陽会会友、同18年(1943)には会員となる。また昭和14年(1939)と同17年(1942)の文展出品作「秋日」と「水浴」が特選を受賞。この頃から画家としての頭角を現していく。
戦後は春陽会をはじめとする多くの展覧会に出品を続け、また昭和46年(1971)から同52年(1977)にかけて東京藝術大学教授を務めるなど、洋画界で重要な役割を果たした。
作品は奇をてらわない身近なテーマを扱い、落ち着いた色調の画面に細やかな情趣を漂わせる。
中でも炭鉱や陶土、労働者らを主題とした作品は、人々が生活し労働する現場がヒューマンな共感をこめて描き出されている。質朴な画家人生を貫いた中谷作品は、深い内容と強固な構造を備え、戦後洋画史において高く評価されている。
歿後20年という節目の年に開催する今展は、未発表作品等も交えて洋画家中谷泰の作品が持つ今日的な意味に迫っている。
▼担当学芸員によるギャラリートーク
11月10日、24日、いずれも14時~…今展担当学芸員が、展示室内で作品や展示について分かりやすく解説。展示室に入室するため、観覧券が必要。
▼お茶会
10月27日までの10時~16時。エントランスホールにて開催。茶菓子つき350円。
観覧料は一般900円、高大生700円、小中生400円。休館日は11月5日。開館時間は9時半~17時(入館は16時半まで)。
問い合わせは同美術館℡津227・2100。
《プレゼント》
抽選で本紙読者5組10名に今展覧会のチケットをプレゼント。希望者はハガキに〒・氏名・住所・年齢・℡を明記して、〒514─0028、津市東丸之内26─12、三重ふるさと新聞「美術館」係まで。締め切りは10月31日必着。
2013年10月24日 AM 4:55