これが「うな食うLOVE」が開発する『うなぎあられ』

 今日24日、「津鰻専門店組合」に加盟する5店舗(大観亭支店栄町本店・新玉亭・はし家・藤屋・両口屋)が、新たに、鰻を通じた地域交流を目指す団体『うな食うLOVE』(代表=両口屋店主・水谷良平さん、35)を結成。活動の第1弾として、㈱野田米菓=津市大里睦合町=とコラボして「うなぎあられ」を開発する。
 地域づくり活動を支援する 「美し国おこし・三重」実行委員会(会長=鈴木英敬三重県知事、県や市町、企業など地域の様々な主体で構成)は、平成21年から同26年までの6年間にわたって、県民による地域づくり活動を応援する取り組みを進めており、平成26年には地域づくりの博覧会「縁博みえ2014」の開催も決定している。そのプレイベントとして、今年9月から12月にかけ、「美し国おこし・三重」のパートナーグループなどが実施する地域づくりイベントを集めた博覧会、「プレ縁博みえ」を県内各地で開催。そのPRのためにパートナーグループと様々な民間企業を結び付けたタイアップ企画に取り組んでいる。パートナーグループである『うな食うLOVE』と野田米菓のコラボもその一つ。
 鰻は津の名物として親しまれてきたが、最近の希少化や価格高騰により、市民にとっても手が届きづらい存在になりつつある。そこで、鰻をもっと身近に感じてもらい、鰻に関する食育や鰻の価値を子供達を中心に広めたいとの思いから今回の取り組みとなった。
 あられの生地には、カルシウムが豊富だが通常は捨てられる骨を炙り、粉状にして練り込む。パッケージにはシリアルナンバーが記載されており、毎月、抽選で加盟店舗のうな丼が当たるなどのくじ的要素も盛り込んだ。今後、あられに加える鰻のタレを開発して商品を完成させ、12月のプレ県民大縁会で発表する予定。現在、タレの原料を津市内の企業から公募しており、うなぎあられを販売してくれる企業も募集している。
 水谷さんは「鰻を親しみやすいと感じてもらえるよう色々な企画をしていきたい」、また「美し国おこし・三重」民間企業コーディネーターの若林祐基さんは「鰻好きの個人などにも会員になってもらい、外からの意見も参考にして鰻を地域に広めたい」と抱負を話している。 
 問い合わせは、若林さん℡090・7600・4065。