全国歴史ファンでつくる全国歴史研究会(東京・品川区)の会誌「歴史研究」10月号(第615号)を紹介。今回の特集は、「お伊勢参りの謎」。 
 お伊勢参りの基礎知識の解説をはじめ、本紙「随想倶楽部」でお馴染みの椋本千江さんほか5名が執筆。お伊勢参りへの想いを綴っている。
 また、巻頭の「史談往来北から南から」では本誌「歴史の散歩道」でお馴染みの津市出身の歴史作家・横山高治さん(高槻市在住。同研究会特別顧問)が『蒲生氏郷、ローマに使節団派遣』と題して執筆。ほかに坂本顕一郎氏の特別研究「熊野地方の落人たち」など興味深い内容。
 A5判、126頁。定価税込735円。会員制配布だが、津市羽所町、津駅前の青山書店でも販売中。
 問い合わせは歴史研究会事務局℡03・3779・3127。

講演する雲元氏

 様々な霊障の事例と、その解決例を紹介した著書「あなたの運命を変える見えない力」=が注目を集める雲元氏(72、本名・足坂三長氏)=津商議所会員で人材教育会社、㈲エム・アール・シー(津市大里睦合町)代表取締役社長=が先日、アスト津の津市アストプラザで講演会を開いた。年間、数回開催しているもので、毎回50名ほどが霊障や神仏に関する話に耳を傾けている。
 今回は、月が人間に及ぼす影響について解説。自身が数年にわたって記録した月の欠け具合と体調の変化のデータをもとに分析した結果、新月から満月に移行するほど体調が悪化すること、さらに、満月の夜に大きな事故や事件が起こっていることなどの事例を紹介。「月のエネルギーが人間の心と行動に関係する」と話し、対処法として「『月』と書いた紙を部屋の中の南向きの内壁に掛けると良い」と、自身の考えを披露した。
 一方で、満月に心が和む人や、何も感じない人もおり、霊媒体質の人ほど感じやすい傾向にあることも指摘。後半は、様々な不調や不幸現象の解消には、正しい神の祀り方、仏の供養法が必要だとして、詳細にわたり解説した。

寺内町の館で同町の復元模型について説明する会員たち

 第6回目の今回は『一身田寺内町ほっとガイド会』=中川彰会長(80)、会員28名=を紹介。
 同会は、津市内で初めての歴史街道ガイドグループとして平成14年に設立された「一身田寺内町案内ボランティアの会」がルーツ。観光客らの憩いの場や地域コミュニティの場として同時期に開館した「一身田寺内町の館」を拠点に活動している。
 真宗高田派本山専修寺を中心とする一身田寺内町には、環濠や蔵など多くの歴史的資源が現存している。
 同会では、訪れる人に、歴史ある高田本山とともに先月、高田会館がリニューアルオープンするなど趣きを残しながらも刻々と変化している町並みを案内し、その魅力を広めている。
 ガイドの対象は、一身田小学校の児童や、三重県立看護大学の学生、県外からの観光客など幅広い。また寺内町まつりや、夏休みに高田本山で行われる「歴史まるごと体験塾」にもガイドとして参加している。
 中川さんは「会員は皆さん社会経験豊かで、自分なりの素晴しいガイドのノウハウを持っている。真心を持ってガイドし、感動が伝われば。一身田に来てくれた人に、市内のほかの地域にも行って繰り返し来てもらいたい」と話している。
 また事務局長の岡本靖弘さんは、津観光ガイドネットが主管し27日に実施される「第2回津ふるさと学検定」の問題作成に携わったそうで、「検定というと構える人が多いが、お楽しみ抽選会もあるし、受検する人は遊び感覚で気軽に受けてほしい」と話している。
 同会への問い合わせは寺内町の館℡059・233・6666へ。  

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