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2013年10月
松菱6階美術画廊で昨日23日~29日まで、津市一身田町在住の画家・河野通太郎氏による「鉛筆画展~線とモノクロームの世界~」が開かれている。松菱では初めての氏の個展となる今展では、現在では失われてしまった昭和の町並みや学び舎、懐かしい農村風景などを繊細で緻密な鉛筆画で描いている。
河野さんは「筆記用具の中でも鉛筆ほど一般的なものは無いと思います。誰もが使う鉛筆ですが、表現の道具として付き合ってみると意外に思うようにならない部分も出てきます。終生、試行錯誤の連続とは思いますが、鉛筆画の可能性を追い求めて今後も頑張っていきたい。鉛筆の線とモノクロームの世界から詩情を読み取って頂ければ幸いです」と話している。
松菱美術画廊℡059・228・1780。
2013年10月24日 AM 4:55
14日、鈴鹿市算所の弁天山公園であった『2013鈴鹿ボックスカートグランプリ』に、津商工会議所青年部の会員有志が製作したマシーン「B─1グランプリ制覇するぞ!津ぎょうざ15号」が出場した。
鈴鹿商工会議所青年部主催の大会。今回が3回目。ボックスカートとは動力を持たない車で、手で押し出す勢いや路面の傾きのみで推進力を得る。
カートの形は大きさや重量などの規定さえ満たしていれば自由なだけに、F1・零戦・漁船など、出場した全18チームそれぞれが個性溢れるマシンで大会に臨んだ。来月に愛知県豊川市であるB─1グランプリでの津ぎょうざの優勝を祈願して製作された津のマシーンは、カラリと揚がった津ぎょうざの見た目を見事に表現していた。
出走前のPRタイムでは津ぎょうざ協会のメンバーによる楽しい演出で盛り上げたが、惜しくもゴール1m手前で停止。しかし、全車屈指のインパクトで会場を沸かせ、割れんばかりの拍手で称えられていた。
2013年10月24日 AM 4:55
小型ヨットで太平洋横断中のニュースキャスターと全盲セーラーが救出されたニュースでみなさんもこの言葉を耳にしたことでしょう。世界一とも言われる洋上離着水能力をもつ国産飛行艇と、志も練度も高い自衛隊員によって成し得た救出だったというのも成功要因のひとつだったようですね。私も過去に何度かそんな感情を抱いたことがありました。
今年のゴールデンウィークに北アルプス滑落事故がテレビニュースで報道されました。折りしもそのとき私も北穂高登山中で、その事故に遭遇していました。上のほうで1名まさに滑落しているのが見え、なかなか止まりません。
止まったかなと思うとしばらくして上のほうから「2名滑落」と伝言が届きました。登山者も多かったため、そのまま眼下の山小屋までその伝言は容易に伝わったことが想像できます。
私は登り続け、30分後に滑落者のそばを通るときには、既にたまたま近くにいた数名の人たちが手当てをしてヘリを待つばかりの状況になっていました。
その後、1時間以内にヘリは彼らを救助して飛び立っていったと思います。事故を起こしてしまった側の問題はさておき、この日本には国民を守るシステムや仲間を助ける利他の心がしっかりと存在するということを実感いたしました。
またCS(顧客満足)日本一の自動車ディーラーに研修に行ったときのことです。そこに存在したのはCSに対する手法やこだわりではなく、スタッフの価値観や道徳観など、もっと深い人としての生き方を教育する風土でした。CSは単にその結果、生まれていたものに過ぎません。
そのとき私が感じたのは、そのディーラーのすばらしさはもちろん、商売できれいごとやバカ正直なことをしていても、ちゃんと理解し応援してくれるお客さまが必ずいるという幸せな国に私は生まれたのだという事実です。
そしてJALを奇跡のV字回復させたあの有名な稲盛和夫・京セラ名誉会長の言葉をしてもそうです。
「正・不正や善・悪などは、人間の最も基本的な道徳律であり、これに則れば、経験や知識がなくとも、そう大きく間違った判断にはならない」。つまり人間として正しいことなのか、悪しきことなのかを判断基準にして経営されてきました。
・利他の心が存在し、また技術もインフラも整っている国、日本
・正しいことを行い、それが報われる国、日本 そんなすばらしい国のもとで得た利益を、税という形で還元する。
「この国の国民であってよかった」
そう思い、正しく働き、たくさんの納税ができる経営ができたら、きっとすばらしい人生だなと思いませんか?
(前川 政輝 ㈱マック社長、津法人会会員)
2013年10月24日 AM 4:55