左から辻、浅田、岡本、上田、山松の各氏

 津商工会議所は1日の臨時議員総会で、三重交通グループホールディングス㈱社長の岡本直之氏(66)を新会頭として選出した。任期は3年。
 岡本氏は昭和45年に近畿日本鉄道に入社、平成17年に同社専務取締役、同19年に代表取締役副社長と要職を歴任。その後、平成22年4月に三重交通グループホールディングス㈱、三重交通㈱、三交不動産㈱の各社顧問を経て、同年6月より現職に就いている。津商工会議所では、10月31日で2期6年の任期満了を迎えた竹林武一前会頭(69)の下で、平成22年より副会頭として活躍してきた。
 また、三重県経営者協会会長も務める。平成21年3月、スペインより文民功労勲章オフィシアル十字章が授与されている。
 同日、津都ホテルで行われた就任記者会見で岡本新会頭は「歴史ある津商工会議所の第13代の会頭に選任頂き、微力ではあるが力を尽くしていく」と挨拶。
 重点目標としては…
 ①中央公民館などが移転してきた津センターパレスや、岡三証券・百五銀行・三交不動産が次々と新社屋を建設するなど、大きなチャンスを迎えている中心市街地の活性化と防災力の強化②自然豊かで、文化・教育・医療・交通が発達した津の魅力を市外に伝えたり、企業誘致による定住人口の増加③以前から続けている御殿場海岸の松林の保全をロータリークラブやライオンズクラブと協働することで、歴史と伝統のある津の文化の発信など、社会貢献活動の推進の3点を掲げた。
 副会頭4名の内、㈱辻工務店社長の辻正敏氏(61)が新任。㈱百五銀行頭取の上田豪氏(62)、井村屋グループ㈱会長(CEO)の浅田剛夫氏(71)、東和化工㈱社長の山松健一氏(69)の3名は再任された。