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来年4月21日に式年遷座(社殿を新しく造り替える20年に一度の神事)の還御を控えている津市香良洲町の香良洲神社=大河内重利宮司=で10月27日、新本殿の屋根に鰹木を載せる『上棟祭』が行われた。
新本殿は神明造。木材は全てヒノキで、12本の柱は無節材。屋根は銅板葺きで施工されている。
上棟祭は、古代から続く建物の新築の際に行われる神道の祭りで、建物が完成後も無事であることを願うもの。宮大工や造営委員、氏子総代や自治会役員が参列し、神社本庁選定の祭式要綱に沿って厳かに執行された。
献餞、祝詞奏上に続いて行われた『上棟之儀』ではまず「曳綱之儀」として、屋根に幣串と弓矢を飾り、造営委員と氏子・自治会関係者ら参列者50名が左右の棟木から伸びた白綱を手に持ち、「えい、えい、えい、おー」と声を掛け合いながら曳き、棟木の引き上げを
形に表した。
続いて行われた「散餅銭之儀」は様々な災いを祓うための儀式で、4人が新本殿を取り囲む足場の四隅に上り、西北の戌亥の方角から右回りに「おー」と声を掛け合って餅を投げ、下にいる氏子がそれを受け取って厄を祓い、上棟祭は無事終了した。
直会では、皆で御神酒を分け合って上棟を祝った。
2013年11月7日 AM 4:58
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