原田博士による「きのこの話」の様子

 『姫マツタケ』で知られる、きのこ研究の専門企業㈱岩出菌学研究所は、創立50周年記念として10月26日、津市末広町の同研究所で「こどもきのこ教室」を開いた。健康や美容に良い成分を含む菌類について理解を深めてもらおうと企画したもので、23組の親子65名が楽しみながら〝きのこ〟について学んだ。
 講義「きのこの話」では同研究所農学博士の原田栄津子さんが、世界には未だに名前すら付けられていないきのこが数多く存在することや、毒きのこの見分け方が簡単そうで、実は非常に難しいことなどを説明。
 講義後は、同社スタッフが屋外で焼きたてのシイタケや焼き芋を振る舞った。参加者らは普段食べる機会が少ない穫れたてのきのこを味わいながら交流を深めていた。
 終了後は、自宅で育てるマッシュルームの栽培キットもプレゼントされ、充実した半日を過ごした。