津市羽所町のホテルグリーンパーク津「伊勢安濃の間」で11月23日、高田学苑6年制(津市一身田町、梅林久高学校長)設立50周年記念同窓会が盛大に開かれた。
この同窓会は、同6年制が設立44周年を迎えたときに、20期生の中川雅弘さん(43)らが発起人となり初開催され、今回で3回目。
1期生~44期生ら約300名が参加。まず梅林学校長が挨拶に立ち「皆様が、先生方の叱咤激励という厳しい指導の下での学習や生活に耐えてくれたお蔭で、今日、学苑が展開しているのではないかと思う」などと話した。続いて恩師の紹介や乾杯のあと、参加者たちが歓談し、世代を超えた交流を楽しんだ。
中川さんは「関東など遠くからも沢山の方に来て頂いて、感無量です。次回は5年後に開きたい」、また今回幹事を務めた27期生の新海荘太郎さん(36)は、「中川さんらが発起人となり開いて頂くまでは、なかなか同窓生の縦の繋がりがなかった。今回を5年後の次回に繋げたいです」と話した。
2013年12月5日 AM 4:55
22日18時~、津リージョンプラザお城ホールで「ライトミュージックフェスティバル」の25回記念大会がある。主催=同フェス実行員会。共催=津市。
このイベントは、K─Net=越山仁志会長=が企画・運営・制作の全てを行う形で平成元年に旗揚げ。県内のアマチュアバンドシーンを牽引するイベントとして知られる。
今回は多数の応募から厳選された6団体(一般3・高校生3)が出演。スペシャルゲストにはビートルズサウンドを本物そっくりに再現する「ザ・ビートリップス」も登場。25周年記念のパネル展も同時開催。
チケットは全席自由席で前売1000円、当日1300円。K─Net事務局(℡0598・42・6656)・津市スポーツ文化振興課・三重県文化会館チケットカウンター・県内の楽器店などで販売中。
《プレゼント》
チケットをペア5組にプレゼント。希望者は官製はがきに、氏名・住所・年齢・℡を明記し、〒514─0028、津市東丸之内26─12三重ふるさと新聞LМF係へ郵送。12月13日必着。
2013年12月5日 AM 4:55
少子高齢化に伴い、全国で倒壊の危険性や防犯上の問題となる空き家・空き地が増えており、各地の自治体が所有者に適正管理を求める条例を制定する動きが加速している。同様の問題を抱える津市でも(仮称)『津市空き家等の適正管理に関する条例案』をまとめ、できる限り早く市議会提出をめざしている。今後、複雑な問題が絡み合うこの問題に対し、どれだけ実効力を持たせられるかがカギとなりそうだ。
相続はしたものの、費用的な問題などを理由に所有者が適正な管理を行わないがために状態が悪化している空き家(空き地)が増加している。中には朽ち果てる寸前のようなものや、出入口の扉が壊され、誰でも出入りできるような状態になっているものも少なくないため、地震による倒壊や火災が発生する危険を抱えるだけでなく、不特定多数が出入りすることによる防犯上の問題、景観の悪化、雑草の繁茂や悪臭・害虫の発生水面など、近隣住民の生命財産をおびやかす存在として、しばしばトラブルの原因となっている。
その一方、個人の資産であるそれらに対して行政が強制介入することは難しく動くための根拠となるルールづくりが求められる。そこで、持ち主に適正な管理を求め、応じない場合には氏名の公表などの罰則規定を盛り込んだ条例を定める自治体が増加している。
津市でも、同様の問題が発生しており、倒壊を含む建物自体の問題を管理する建築指導課や、におい・雑草・害虫などの問題を管理する環境政策課には、市民から空き家(空き地)に関する様々な苦情が寄せられている。特に倒壊の危険性がある家屋の隣に住む住民にとっては命に関わる問題で市議会でも何人もの議員が、管理条例の制定に向けた要望を挙げていた。
そのような動きもあり、津市では(仮称)「津市空き家等の適正管理に関する条例案」をできる限り早い段階での市議会提出をめざし、意見集約を行うべく現在市民からのパブリックコメントを募集している。
現段階の内容としては適正な管理を行わない所有者に対して、市が改善を求めるよう助言および指導・勧告・措置命令と段階を踏んだ対応を行い、それでも従わない場合は氏名の公表や、代執行までを想定した形となっている。
氏名の公表などの罰則は様々な自治体などの成果で一定の効果が期待できる反面、、空き家を放置している背景に、撤去費用が捻出できなかったり、取り壊しによって固定資産税の住宅用地特例が外れ、課税額が跳ね上がるという理由で、二の足を踏んでいる所有者もいることを考慮すると、罰則規定だけで問題が解決しないのは事実だろう。
先進的な自治体では、撤去費の補助を行うなど、柔軟な施策をとっているところもあり、それらを参考により現実に即した施策が必要となるだろう。
開会中の市議会定例会でも、関係する様々な質問が予想されるが、どれだけ実効力を持った施策として成立させられるかが最も重要なポイントとなろう。
2013年11月28日 AM 5:00