今にも走り出しそうな午のジャンボ干支

 津市美里町家所の辰水神社前に今年もジャンボ干支が姿を現した。
 地元の地域おこしグループ「ふるさと愛好会」=増井公生会長=の会員たちが正月に合わせ毎年制作しているもの。同会の前身である「城山12人衆」が制作を始めた昭和61年から、数えて29回目。今回は午年にちなみ全長3・6mの躍動感溢れる馬で脇には可愛らしい子馬が並ぶ。この親子シリーズも、ちょうど一回りとなる12回目。
 今年も会員たちが夜に地域の作業場に集まり、鉄骨の骨組みに発泡スチロールを貼り付け、電熱カッターで切りだしながらやすりなどで丁寧に成形するといった作業を経て、約1カ月で完成させた。
 平成25年12月29日に地域を練り歩いた後、神社前の開運くぐり門の上に設置されている。すっかり有名になった今では神社への初詣も兼ねて毎年大勢の見物客が訪れる。設置は2月末迄。
▼龍神太鼓初打ち
 元旦には、地元の太鼓チーム『美里龍神太鼓』が同神社向かいの美里高齢者センター前特設ステージで初打ちを行う。時間は①13時半~②14時半~。

新曲を手に、結城さおりさん

  津市出身の演歌歌手・結城さおりさんが昨年7月に日本コロンビアから発売した新曲「さよならの彼方」のプロモーションを兼ねて本紙を来訪した。
 結城さんは平成21年にシングル『哀しみ海岸』でデビュー。その後、平成23年に『雪陽炎』をリリース。満を持しての3作目となる今作は、作詞=石原信一、作曲=円広志、編曲=石倉重信という豪華な顔ぶれ。結城さんにとって、初の歌謡曲となるが、冬の港を舞台に恋が終わっていく切ない情景を見事な歌声で描き出している。カップリングの「睡蓮の恋」は、スタンダードな演歌でこちらも、聴きごたえあり。
 今作はロングセラーとして、ラジオのリクエストランキングでも人気を集めており、結城さん自身もラジオやテレビ出演など、活躍の場を広げている。
 結城さんは「地元の応援があるから全国に羽ばたけます。今後ともよろしくお願い致します」とCDを手に笑顔で呼びかけていた。
 CDは税込1300円。全国のCDショップで販売中。また、この曲は各社の通信カラオケでも配信中。1月2日には津競艇の新春レースで歌謡ショーも行う予定。

楽しみながら「もち花飾り」を作る参加者達

 12月14日、津市美杉町奥津の八幡地域住民センターで地域伝統の正月飾り「もち花飾り」を作る体験教室が開かれた。60名が参加。
 JR名松線や地域の活性化に取り組む商工会女性会員有志が近くで運営するミニ道の駅「かわせみ庵」=中田かほる代表=が、家庭の正月を美しく彩る日本の伝統文化を多くの市民に知ってもらおうと09年から毎年催しているもの。幅広い年代の参加者が、クロモジや柳の木の枝に、丸めた紅白の餅を丁寧につけて趣きのある作品を作った。
 一志町の今井瑞季さん(9)は「もちを丸めたり枝につけるのが楽しい」、また中田さんは「一つでも多くの企画に取り組み、名松線全線復旧後に多くの人に来て頂きたい」と話した。

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