津市歴史健康ウォークの今年度第1回美杉コースが6日行われた。主催=津市・津市歴史健康ウォーク事業実行委員会。
 天候が少し心配され、実際開始時には時折小雨がぱらついたが、名松線・代行バス(3台)は東京の満員電車にも似た超満員。「毎日これなら赤字解消」の声も出たほど。110名の自家用車組も含め260名が市内外から参加した。
 コースはJR伊勢奧津駅をスタート地点に、暖簾街で知られる奧津から沿道の民家の花々が美しい須郷、鐘楼門のある正念寺を経てかつては山賊も出たという伊勢本街道屈指の難所・飼坂峠を越え、上多気の北畠神社・北畠氏館跡庭園などを見学し、途中、突きたての餅の振る舞いも受け、道の駅みすぎがゴール。約8・2キロ。
 今回の白眉は雨上がりの北畠氏館跡庭園。雨に濡れ鮮やかさを増した苔の緑に包まれた武家庭園の豪壮な岩組が一層陰影を深くし、美しかった。長椅子に腰を下ろし、じっくり堪能する人も多く、『津の宝』を実感していた。
 第2回は11月24日、美里コース。第3回は来年3月9日一志コース。事前申込不要、参加無料。問い合わせ津市文化振興室℡津229・3250。

生徒達の力作と前川さん(左)

 津市安濃町粟加の安濃郵便局=北村和義局長=で、25日まで、前川惠津子さん(74)が町内の明合団地にある自宅と、草生公民館で指導している小学生~一般の生徒による作品展が開かれている。
 前川さんは、約30年前、理容師の仕事の傍ら書道を始め、昭和60年に教室を開いた。生徒たちはコンクールでの受賞を励みに練習しており、この作品展示は20年以上前から日頃の成果発表として行っているもの。
 今回は、生徒達の力作や前川さんによる美しいかな文字の作品合わせて約30点を出品。また、前川さんがひょうたんに書や絵を書いて制作した置き物も展示され、訪れる人の目を楽しませている。
 前川さんは「書道はどれだけしてもキリがないところが魅力です。生徒さんには、例えば小学校から中学校に進学して部活などで忙しくなっても、ずっと書道を続けてほしい」と話している。 

 19日10時30分~16時、三重県総合文化センターで、「三重地域学フェスティバル」が開催される。入場無料。
 手づくりアクセサリーやオリジナルハンバーガーづくりなどの体験コーナーを始め、展示・ステージイベントが盛りだくさん。毎月同センター祝祭広場で好評開催している「夢の手づくり市」も、このフェスティバル内で同時開催する。自分の夢を実現させるために必要な考え方などを学べるドリームマップの体験コーナーもある。

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