生徒に指導を受ける園児たち

 8日、津市久居東鷹跡町にある久居農林高校で生活デザイン科食生活コース3年の27名と、久居保育園年長児28名がパン作りで交流した。
 同校が地域交流などを目的に取り組んでいる「わくわく農林塾」の一環。
 園児が、生徒に教わりながら「アンパンマン」のあんぱん作りに挑戦。パン生地で餡を包んだ後、ココア生地で目や眉、口を制作。園児と生徒は眉の長さなどを相談しながら、可愛らしいアンパンマンを完成させた。同科教諭の宮原伸代さんは「生徒は、子供目線で話すことで、優しさという人間性や笑顔を素直に出せると思う」と話した。 

入れ歯への感謝を込め焼香を行う参加者

 県内の医師・歯科医師約2000人で構成する「三重県保険医協会」=津市観音寺町=が、「イレバの日」の10月8日、津市栄町の四天王寺で入れ歯供養祭を行った。 
 今まで使われていた入れ歯への感謝を込めて、1999年から毎年行っているもの。今年は26名が供養祭に参加し、389床の入れ歯が供養された。
 読経や参加者による焼香が行われたほか、倉島隆行住職が「ものを大事にすることは人を大事にすることに繋がる。歯をつくってくれたお医者さんや保険医協会にも感謝したい」などと話した。
 閉会後、同寺敷地内の入れ歯供養塔に、一部の入れ歯が埋葬された。

 12日、津市美杉町奥津のJR名松線・伊勢奥津駅隣の八幡地域住民センターで「ふるさと 唄と踊りの集い」が初開催された。
 平成27年度に全線復旧される予定の同線や美杉地域の活性化に取り組むミニ道の駅「かわせみ庵」=代表・中田かほるさん=が、同駅周辺の賑わい創出を目指して企画したもの。後援は名松線を元気にする会、音響会。
 市内外在住の約110名が出演し、美しいドレスや法被姿などで、自慢の喉や踊りを披露して観客を盛り上げた。またお楽しみ抽選会や卵のつかみどりも行われたほか、この日は同駅前で「奥津宿・街道市」も開かれており、来場者は多彩な催しを満喫していた。  出演者のなかで最高齢で「父娘坂」を熱唱した奥田善郎さん(89・松阪市)は「カラオケ歴30年です。戦争に行く前に(美杉町川上の)川上山若宮八幡宮にお参りして無事に帰って来られたので、今日も参拝したい」と話した。また中田さんは「名松線全線復旧後に皆さんが乗って美杉のイベントに来てもらえたら」と話した。

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