

検索キーワード




津市美杉町太郎生1878─2にある滞在型市民農園「城山クラインガルテン」がこのほど、国の支援を受け、全27棟に薪ストーブを設置。今まで以上に魅力アップさせ、二地域住居を考えている都市部の住民の利用促進を狙っている。
同施設は98年5月、旧一志郡美杉村時代にオープン。ホテルのように宿泊するのではなく、ラウベ(休憩施設)付き菜園を年間使用料を支払って借りる方式。都市部の住民が、家族やグループで週末に雑踏から抜け出して自然の植生や鳥のさえずりが聞こえる田舎に出向き、家庭菜園を楽しむというもの。
農水省の「山村振興等農林漁業特別対策事業」を利用し、国、県、旧美杉村と地元の農家9名の共同出資会社「美杉倶留尊高原農場」が出資。総額2億円で完成させた。
1区画平均60㎡の農地と美杉産の杉材でつくられた菜園付きのラウベ(約43㎡。キッチン、バス、トイレ完備で、1階に1部屋と寝室として使えるロフトがある。水は専用の井戸水を使う)がセットになっている。
今回の薪ストーブの設置は、「太郎生の美しい棚田・里山を生かした地域づくり推進委員会」=水井達雄会長、会員17名=の活動の一環。里山整備で伐採した木材などを資源再生可能エネルギーとして活用し、同クラインガルテンの魅力アップを図ると同時に、薪を定期的に販売するなどで、所得向上と雇用促進に繋げるのが目的。農水省の「平成25年度都市農村共生・対流総合対策交付金事業」を受けている。
現在、利用者を募集中。ちなみに1区画の年間使用料は税込み52万5千円。
今回、薪ストーブ設置を機に「田舎暮らし体験会」も開催する。日時は1月18日・19日・25日・26日・2月1日。当日は薪ストーブ体験や施設見学、地域の自然資源の紹介などがあり、田舎暮らしの魅力に触れることができる。
参加希望者は?273・0770、FAX059・273・0772・メールinfo@mie-inaka.comで連絡後、9時~16時の間に参加。
問い合わせは「太郎生の美しい棚田・里山を生かした地域づくり推進委員会」
事務局・美杉倶留尊高原農場℡059・273・0770へ。
2014年1月16日 AM 4:55
三重テレビ放送は開局45周年記念番組として「紀州山地の霊場と参詣道」世界遺産登録10周年特別企画『熊野古道~お伊勢さんからもうひとつの聖地へ~』を制作。3月21日の第1話「神宮~新たな20年の出発」を皮切りに、毎月第3金曜20時~20時55分(再放送は毎月第2金曜20時~)、全10話シリーズで放送する。 昔から「伊勢に七度、熊野へ三度」と言われるように、人々は幸せと心の安らぎを願って伊勢神宮と熊野三山へ詣でた。
伊勢から熊野への山道は険しく命がけの旅だったが旅人の切れ目がなく行列ができたことから「蟻の熊野詣」と呼ばれたほど。
その熊野古道が「紀州山地の霊場と参詣道」として04年、世界遺産に登録され、今年はその10周年に当たることから、同局が昨年に制作・放送し好評を得た伊勢神宮式年遷宮特別番組「お伊勢さん」に続く新シリーズとして企画した。
式年遷宮で社殿や神宝などが新調され、新たなスタートを切った伊勢神宮を見つめ直し、神宮の参詣道、伊勢路から峠を経て紀伊山地へ向かい、熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社など、神々の聖域に美しいハイビジョン映像で迫る。
また、高野山・空海の密教、吉野・大峯山の修験道など、日本人の心のよりどころとなる聖地を巡り、同じく世界遺産に登録されているスペインの巡礼道も紹介する。
監修は哲学者で文化勲章受賞者の梅原猛氏。音楽は三重県明和町出身の作曲家・長岡成貢氏。ナレーションはみえの国観光大使の萩本欽一さん。
出演者も豪華な顔ぶれ。俳優の松平健、歌舞伎役者の市川猿之助、女優の壇ふみ、俳優の米倉斉加年、雅楽師の東儀秀樹、俳人の黛まどか、舞台俳優で熊野市観光大使の夢輝のあ、ほか各氏を予定。
三重テレビのほか、関東、関西、BSなど全国各地で放送する予定。
問い合わせは三重テレビ放送編成部℡津223・3356。
2014年1月16日 AM 4:55