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津市内14のガイド団体が加盟する「津観光ガイドネット」では、平成26年度事業として、市内にある10山(倶留尊山・大洞山・経ヶ峰・矢頭山・長谷山・錫杖ヶ岳・青山高原・尼ヶ岳・高束山・髯山)の初心者向け登山ガイドブックを作成するため、昨年12月から今夏にかけて現地調査を実施している。
この事業は、近年、登山ブームの影響もあり、津市観光協会に山登りに関する問い合わせが多く寄せられていることから、初心者にも登りやすい地元の山について充実した情報を発信するために行われるもの。芸濃町のガイド団体会員で、(公社)日本山岳ガイド協会認定ガイドの保田辰弥さん(60)が、ガイドブックで紹介する山やルートを選んだり、現地調査の際のガイドを務めている。
1月13日には、3回目の調査が芸濃町・安濃町・美里町にまたがる経ヶ峰(標高819m)の細野ルート=美里町=で実施された。このルートは急な斜面があるが、見晴らしが良く、地元の長野小学校の児童も遠足で登って親しんでいる。
参加者6名は、標高約375m地点から1時間半程かけて登頂し、豊かな自然林の風景や、休憩で地面に座ったときの落ち葉の柔らかい感触など、登山ならではの楽しみを味わった。また同ルート付近のめなし地蔵や長野神社も訪れた。
保田さんは「皆さんに津の山の魅力を紹介するとともに、山登りは、ミスが命に関わるのでリスクがあるということを認識してほしい」と話している。
2014年1月23日 AM 4:55