勝三会による民謡の披露

  津市安東町にある古民家コミュニティー「ゆずり葉」で18日、新春コンサートが開かれ、多くの来場者で賑わった。
 ゆずり葉では、日本語の魅力や美しさに触れてもらおうと毎月第3土曜日に、「みんなの国語教室」を開いており、今回のコンサートもその一環。日本の伝統文化に親しんでもらうため、民謡、オカリナ、仕舞の演奏と舞いが披露された。
 まずは「日本民謡勝三会」の7名でオープニング。代表の野島勝三さんは「いつもはステージでの演奏ばかりで、こうやって皆さんの目の前で弾くのは初めて」と挨拶。伊勢音頭や、こきりこ節、郡上節を演奏したほか、来場者に三味線の演奏も指南。最後に会場全員でソーラン節を歌い大いに盛り上がった。
 続いて「オカリーナ河芸」の6名が、バラが咲いた、エーデルワイス、大きな古時計などを演奏。素朴ながらどことなく優雅な調べに酔いしれた。トリは奥田悦子さんの仕舞が飾り、充実したひとときを過ごした。