勝三会による民謡の披露

  津市安東町にある古民家コミュニティー「ゆずり葉」で18日、新春コンサートが開かれ、多くの来場者で賑わった。
 ゆずり葉では、日本語の魅力や美しさに触れてもらおうと毎月第3土曜日に、「みんなの国語教室」を開いており、今回のコンサートもその一環。日本の伝統文化に親しんでもらうため、民謡、オカリナ、仕舞の演奏と舞いが披露された。
 まずは「日本民謡勝三会」の7名でオープニング。代表の野島勝三さんは「いつもはステージでの演奏ばかりで、こうやって皆さんの目の前で弾くのは初めて」と挨拶。伊勢音頭や、こきりこ節、郡上節を演奏したほか、来場者に三味線の演奏も指南。最後に会場全員でソーラン節を歌い大いに盛り上がった。
 続いて「オカリーナ河芸」の6名が、バラが咲いた、エーデルワイス、大きな古時計などを演奏。素朴ながらどことなく優雅な調べに酔いしれた。トリは奥田悦子さんの仕舞が飾り、充実したひとときを過ごした。

 第10回デュアスロンin美杉」が3月16日、津市美杉町のレークサイド君ケ野をメイン会場に開かれる。主催=同実行委員会。
 ▼スケジュール=8時受付け、8時半開会式、9時スタート、表彰式&交流会14時~レークサイド君ケ野大広間にて。
 ▼ランニング6・4㎞~自転車40㎞~ランニング6・4㎞。
 ▼締切=2月20日必着だが募集定員50名になり次第締切り。
 ▼参加費=一般4500円、高校生3000円(保険・昼食・入浴)。
 ▼申し込み=所定の用紙に必要事項を記入して郵送すること。参加費は郵便小為替または現金書留で(YADA CYCLEへ持参しても良い)。
 ▼申し込み先=〒514─0004、津市栄町3─277、YADA CYCLE内、デュアスロンin美杉事務局へ。
 問い合わせは事務局℡津226・2525。

ボランティアガイド養成講座で津観音を案内する会員

 第10回目は『安濃津ガイド会』=藤本智恵子会長(58)、会員44名=を紹介。
 同会は前会長の西山光正さんが、津の語り部や、津の歴史を勉強している人、観光ボランティアガイドの活動に興味のある人に声をかけ、平成19年に「安濃津城下散策ガイド会」として発足。のちに現名称になった。
 会員らは市内のほかのガイド団体からノウハウを学んだり、京都府宇治市や大阪府堺市への研修旅行などで積極的にガイドの技術を磨いてきた。
 現在、津藩祖・藤堂高虎公や浅井三姉妹(茶々・初・江)ゆかりの地をはじめ名所・旧跡を案内し、津市の魅力を観光客や市民らに伝えている。
 また、昨年10月には、3回にわたってボラガイド養成講座を開き、津城跡や四天王寺、津観音に関する講義や現地ガイドなどを行った。
 津観音では会員が、境内の市指定有形文化財・工芸「銅造水盤」の前で、縁に祀られている龍は頭から尾まで全身が造られており、水盤の龍としては珍しいことを説明。参加者は興味深く聴き入っていた。
 藤本さんは「例えば、津城跡では、石垣から歴史の話を広げることができる。それが魅力ですごく面白いです。一人でも多くの人に津の良さを知ってもらいたい」と話している。
 同会への問い合わせは副会長の高森さん℡059・227・4665へ。

 

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